つづき

 身体能力差があるなら、それに応じて競技のルールや規模を変えた方が良いと思うのです。

 大人のプロの試合を見て、それに子供たちが憧れるとします。しかし、実際にやってみると子供の身長や身体能力ではおよそ不可能な(あるいは、現れにくい)プレーが存在してしまうのです。

 野球では、「ライト前ヒット」が現れにくい、ハンドボールではボールが片手でもてない、バスケではダンクシュートができない・・・。子供たちは大人のやるスポーツのミニチュア版を体験したいはずなのに、同じスポーツでもその質が変わってきてしまっています。
 なので、個人個人の身体能力にあわせて細かくルールや規格などを変えた方が、どんな人もプロのやるスポーツの面白さをそのまま体験できて良いのではないかと思うのです。
 

 もちろん、統一したルールや規格にしていることにも理由はあります。同じスポーツについて細かく規格を変更するとすることは難しいでしょう。また、選手の育成という観点からは、早い段階から大人の規格でプレーさせたほうが良いに決まってます。
 そもそも、競技の質が異なってしまっても、それはそれで子供たちは楽しんでいるのだからそれで良いという意見もあるでしょう。

 ただ、それでも、大人のするスポーツの魅力をそのまま体験することには意義があるのではないのかと思ってしまうのです。

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