今、野球の侍ジャパンがキューバと試合をしていますね。
カープファンなので、山本浩二監督について書いてみたいと思います。

山本浩二監督は、2001年から2005年まで広島カープの監督をしていました。2001年に山本カープが誕生した時、広島は他球団に比べて戦力が不足しているというのが世間の判断でした。

しかし、2001年が終わり、2002年のシーズンが始まる時点では、カープは優勝が狙えると思われていました。
先発投手として、佐々岡真司、黒田博樹、高橋建、長谷川昌幸がシーズン10勝以上は計算できそうでした。また、野手も、ロペス、ディアス、新井貴浩、東出輝裕、木村拓也、金本知憲、浅井樹といったあたりが2001年に活躍し、ここに緒方孝市、前田智徳、野村謙二郎といったベテラン勢が帰ってくれば戦力に厚みが出て、確かに優勝してもおかしくないと思えたものでした。

しかし、2002年のカープは最終的に5位に沈んでしまいます。山本監督の采配で気になったのは(また、当時叩かれていたのは)、起用する選手の固定化だったと思います。
当時、金本選手はカープで四番を張っていましたが、シーズン序盤は極度の不振に苦しみました。このとき、山本監督は金本選手をスタメンから外そうとしなかったので、この采配に多くの疑問が投げかけられていたように思います。

また、当時のカープには一芸に秀でた選手が多かったように思います。走の福地寿樹とか、打の浅井樹とか、守の広瀬純とか。そのような選手を生かすためには積極的な選手交代が必要なんじゃないかという意見もありました。しかし、山本監督の選手交代は少なかったように思います。

その後、カープは2003年5位、2004年5位となり、2005年には最下位となってしまいます。2005年のシーズン終了後に、山本監督は成績不振の責任をとって退任しました。

山本采配から読み取れるのは、山本監督はある程度スタメンを固定して戦っていくことを理想としているということです。おそらく、試合の中での選手個人の役割を明確化したいという考えがあるのでしょう。ただ、カープではそれが裏目に出ているように見えました。

個人的に、このような山本監督の采配が野球の代表戦で通用するのか非常に興味があります。代表ということは、各チームのエース級が集まるわけで、総合力のある選手が集まってきます。そして、カープの時と異なり、山本監督は自分の理想とする戦い方に合致する選手だけを、各チームから選抜することができます。

カープでは輝かなかった山本采配が、代表では光り輝くということがあり得るのではないかと思っています。

カープファンとしては、山本監督の挑戦が成功することを願わずにはいられません。


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