将棋のNHK杯の準決勝、羽生善治NHK杯対郷田真隆棋王の対局を観ました。

郷田さんが勝っておかしくない将棋だったみたいですね。先崎八段の解説から推測すると、4九歩を打たなかったのはまずかったのかもしれませんね。
あと、これも先崎八段が直接言及されてましたが、5三桂成の判断がどうだったか。

それにしても、最終盤での羽生さんの表情・・・。明らかに苦悶している様子が表情から見て取れました。NHK杯での羽生さんは何度もテレビを通してみていたつもりですが、あんなに気持ちが表情に出ている羽生さんは初めて見ました。

最後は8六銀という、先崎八段も称賛の捨て駒で郷田玉を詰ましてしまった。先崎八段の「羽生さんは天才ですね。昔から知ってましたけど」っていう言葉は名言だと思います。
司会の矢内理絵子さんも、「鳥肌がたった」と絶賛していました。

ただ、感想戦では8六銀のところで8八銀の変化も並べられていました。あれは8八銀でも詰んでいただろうってことなんでしょうか。感想戦のところはちゃんと観ておらず(そもそも感想戦の内容を完全に理解するだけの棋力もないですが)、よくわかりませんでした。NHK将棋テキストをみて確認してみようと思います。

これでNHK杯戦の決勝は2年続けて羽生対渡辺というカードになりました。決勝の結果がどうなるのか、今から楽しみです。


コメント

nophoto
金魚
2013年3月11日14:33

はじめまして。金魚っていいます。
僕もTVで熱戦を見ていましたが、羽生さんのあのような苦しい表情は初めて見ました。

108手目の8八銀からの変化で8六玉は実践通りの詰ですね。
また同玉は7九馬→同玉→7八金で即詰み。
そして7九馬→9八玉→8六桂→同歩→8七金でやはり詰みです。
先崎八段の言われる通り、89手目から4九歩→6八金と上がっていれば、どうなっていたかわかりませんでした。

かわず
2013年3月11日21:01

金魚さん
羽生さんはポーカーフェイスというイメージがあったので、今回の対局での表情は意外でしたね。

8八銀の変化なんですが、
8八銀→同玉→7九馬→7七玉のときがどうかがわからなかったんですが、7八馬から8七馬で最後は頭金で簡単に詰みですね(汗)。他の手順は金魚さんがおっしゃる通りです。
してみると8八銀と打つ場合でも、先手玉は8六玉と逃げることになるんですね。つまり、実戦と同じように7二桂を打つ発想がなければ8八銀は打てない。
やっぱり羽生さんすごいですね・・・・・。

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