人間対コンピュータの将棋での対決、電王戦が開幕しましたね。
今日は阿部光瑠四段が将棋コンピュータソフトの習甦と対決しました。

結果は阿部四段の勝利。ニコニコ動画で中継されてたのでチラチラ見ていたのですが、習甦が6五桂をはねたあたりでは既に阿部四段がペースを握っていたみたいですね。
習甦は攻めてはいるものの、解説の阿久津主税七段は「攻撃が決まればいいが、攻めが途切れてしまう可能性が高い」という趣旨のことを再三述べておられました。また、序盤に端歩を伸ばして、それが生きる展開にした阿部四段の構想も見事でした。

最初は、習甦の側に秘策があるのかと思ってみていたのですが、段々と習甦の攻めが細いことが明らかになっていく。
そして、阿部四段がゼロ手で馬を作ったあたりでは(習甦に何か見落としがあったか)、はっきり阿部四段が優勢になっていることが素人の私にも理解できました。

結局、習甦としては不本意な拙戦になってしまいました。中盤以降はずっと劣勢で、そのまま押し切られてしまいましたからね。

ただ逆に、人間側としてはこれが勝ちパターンだと思いました。序盤でわずかなリードをとり、そのリードを徐々に大きくして最後は大差にする、序盤に難があると言われるコンピュータソフトに勝つにはこれ以上ない流れだったといえるでしょう。

電王戦は団体戦です。これからも対局は続くので注目していきたいと思います。

コメント

キャリー
2013年3月26日23:36

実際に動画は見てないけど、
ニュースで結果を見たよ。
システム業界の私にとっては、
驚きだったよ。

かわず
2013年3月27日22:03

キャリー
驚きだったんだ。
コンピュータの性能を良く知っている人からすると、コンピュータが勝つなんて考えられないということか。
でも、勝負は4戦残ってるからね。まだまだこれからさ。

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