選挙が行われそうなんで、この機会に書いておきたいことがあります。

それは、議員の数と給料は減らせば減らすほど良いというものなのかということ。

テレビなんかを観てると、「身を切る改革」ということで議員の数や給料を減らすべきだということが良く言われています。
しかし、議員の数や給料を減らすことにはデメリットもあります。

議員の数を減らせば、それだけ庶民の声が政治に反映されにくくなります。議員の数が減るのですから、庶民から吸い上げることのできる意見が減るのは当然です。

議員の給料を減らせば、政治資金パーティーや政治献金が増えますよ。「しがらみのない政治」ということが言われますが、これではしがらみのない政治は無理でしょう。むしろ、国からたくさん給料を議員に与える方が、しがらみのない政治は実現できるはずです。

もちろん、こういうことを踏まえた上で、それでもなお議員の数と給料を減らすべきと主張するのもアリでしょう。しかし、現状では議員の数と給料を減らすことが「絶対の善」として考えられているような気がします。

ゆえに、ただ国民受けが良いということで議員の数と給料を減らすことが公約として掲げられることが多いのではないかと。

議員の数と給料をどうするかというのは、「減らすこと」のデメリットも踏まえた上で議論をしてほしいと思っている今日この頃です。


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