http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/12/19/kiji/K20141219009482090.html

巨人の渡辺オーナーが不当な介入をしたとして清武英利氏が起こした裁判の判決がでて、巨人側の勝訴に終わっています。

私は広島カープファンなので、あまり巨人に対しては良い印象をもっていないのですが、それでもこの訴訟では清武氏の主張に疑問を持つことが多かったです。

感想を箇条書きにします。

・清武氏は「渡辺オーナーの独裁」が不当だと強く主張していますが、企業のトップが人事に介入するのは正当な権限の行使なはず。確かに「独裁」は企業にとってはマイナスになる面があるかもしれないが、それが何か法律に違反するとは思えない。

・経営判断を誤ったことで結果的に企業に不利益を生じさせたとしても、それが直ちに法律違反になるわけではない。もし法律違反になってしまうなら、失敗を恐れて誰も会社の経営なんかできない。その意味でも、「渡辺オーナーの独裁」が法律に抵触するとは考えにくい。

・巨人側の主張は明快だった。決定していない人事を公開したことで清武氏が巨人に損害を与えたという論理は、門外漢でも納得できるものだったと思う。

・清武氏は何を損害として読売巨人(渡辺オーナーかも)に対して賠償請求をしたのか。清武氏は既に巨人の代表を解任されているのであり、清武氏個人が損害を受けたとして賠償請求をしていたのだろうか。だとすると、損害の内容は精神的損害に過ぎない者だった可能性もある。


清武氏は控訴するらしいですが、正直に言って結論が大きく変わるとは思えません。



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