http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h27/feb/150226.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150226-00000075-jij-soci


カープがやらかしてしまいました。消費税が増税された際に、グッズなどの納入業者に対して消費税の増額分を支払わず、実質的に納入業者に消費税を負担させていたとのことです。

いわゆる下請いじめに分類されるケースです。消費税増額分の負担を下請業者などに転嫁させることは禁止されているのですが、カープはそれをやってしまったということです。

公正取引委員会は、下請業者が消費税増額分を負担させられていかどうかのアンケートを行うなど、さまざまな調査を行っていました。なので、遅かれ早かれカープの「悪行」が露見するのは必然だったといえるでしょう。

それにしても、「消費税増額分の負担を下請業者に転嫁してはいけない」というのは、国がかなり周知に力を入れていたはずです。カープ側には、違法性の認識はなかったのでしょうか(あるいは、違法だと分かってやっていたのか)。

カープの内部にこの件に関するリーガルリスクを指摘できる人がいなかった(あるいは、リーガルリスクを認識していても改善できる状況でなかった)ことが一番の問題なのかもしれません。



コメント

loving-c.
2015年2月28日6:20

プロ野球チームの運営会社が下請けいじめをしては、特にいけませんね。
中でもカープは市民球団とされていたのですから、
その名を汚す愚行だと言わなければなりません。

>カープの内部にこの件に関するリーガルリスクを指摘できる人がいなかった
>(あるいは、リーガルリスクを認識していても改善できる状況でなかった)ことが
>一番の問題なのかもしれません。
同感です。
カープの内部でコンプライアンス(法令順守)体制が構築されていなかったのかも
しれません。

かわず
2015年2月28日9:56

loving-c.さん
コンプライアンスはその通りですね。しかし、やっていることがかなりあからさまなので、誰も問題点を指摘しなかったというのもまた驚きです。

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