震災復興関連事業の談合については色々と言いたい
2016年1月21日 公正取引委員会 コメント (2)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000046-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000003-mai-soci
震災復興関連事業の談合、言いたいことがたくさんありすぎるので箇条書きにします。
・談合をしない旨の「誓約書」を提出させたということですが、それで談合は防げないですよね。震災後の混乱で、行政側がそれ以外の手段をとれなかったということかもしれませんが。
・「割り振り表」なるものが見つかっています。談合事件においてこれほどはっきりとした証拠が見つかるのは珍しいのではないでしょうか。通常の談合事件では事業者は証拠を残さないようにしますし、それが談合事件の特徴でもありますから。
・競争入札を行った以上、談合を行っていけないのは当然。公正取引委員会にはしっかりと調査を行ってほしいと思います。ただ・・・・・・
・そもそも競争入札により発注すべき事業だったのかは疑問があります。2011年の8月から9月に行われた入札ということですから、震災からの復興が急がれる時期だったわけです。そんな時期にも関わらず、悠長に時間のかかる競争入札を行うべきだったのかと。多少費用が掛かったとしても、即断即決で随意契約て工事を発注すべきだったのではないかと思います。
・法制度上、競争入札を回避して随意契約でやるというのは難しいのかもしれません。しかし、震災直後で道路復旧が急がれるという「非常時」にまで競争入札を行わなければならなかったとすれば、それはむしろ法制度の方に不備があると言わざるを得ません。
・独占禁止法違反事件として処理するのは当然ではあるが、そもそもの法律の方に欠陥があるのではないか。そんなことを考えさせられる事件です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000003-mai-soci
震災復興関連事業の談合、言いたいことがたくさんありすぎるので箇条書きにします。
・談合をしない旨の「誓約書」を提出させたということですが、それで談合は防げないですよね。震災後の混乱で、行政側がそれ以外の手段をとれなかったということかもしれませんが。
・「割り振り表」なるものが見つかっています。談合事件においてこれほどはっきりとした証拠が見つかるのは珍しいのではないでしょうか。通常の談合事件では事業者は証拠を残さないようにしますし、それが談合事件の特徴でもありますから。
・競争入札を行った以上、談合を行っていけないのは当然。公正取引委員会にはしっかりと調査を行ってほしいと思います。ただ・・・・・・
・そもそも競争入札により発注すべき事業だったのかは疑問があります。2011年の8月から9月に行われた入札ということですから、震災からの復興が急がれる時期だったわけです。そんな時期にも関わらず、悠長に時間のかかる競争入札を行うべきだったのかと。多少費用が掛かったとしても、即断即決で随意契約て工事を発注すべきだったのではないかと思います。
・法制度上、競争入札を回避して随意契約でやるというのは難しいのかもしれません。しかし、震災直後で道路復旧が急がれるという「非常時」にまで競争入札を行わなければならなかったとすれば、それはむしろ法制度の方に不備があると言わざるを得ません。
・独占禁止法違反事件として処理するのは当然ではあるが、そもそもの法律の方に欠陥があるのではないか。そんなことを考えさせられる事件です。
コメント
ただ・・・・・・
何ですか?
>即断即決で随意契約て工事を発注すべきだったのではないかと思います。
それこそ談合の温床になりますよ。
>・法制度上、競争入札を回避して随意契約でやるというのは難しいのかもしれません。しかし、震災直後で道路復旧が急がれるという「非常時」にまで競争入札を行わなければならなかったとすれば、それはむしろ法制度の方に不備があると言わざるを得ません。
道路復旧を急ぐことと、競争入札を回避して随意契約することとはまったくの別の話です。
随意契約すれば良いと言われますが、業者業を選ぶ基準はどうしますか?
ただ・・・・・後は次の段落につながるという意図でした。そもそも競争入札を行うべきだったかという問題提起です。
随意契約を選択すればは行政が任意に発注する業者を選ぶことになるので、談合はできないと思います。
競争入札は時間がかかるので、緊急を要する案件であれば競争入札ではなく随意契約を選ぶべきかと。事業者選定の基準は、緊急時ということで過去の実績によるしかないと思います。