将棋の倉敷藤花戦三番勝負は、里見香奈倉敷藤花が2連勝で矢内理絵子女流四段を退けて五連覇を達成、クィーン倉敷藤花の称号を獲得しました。

それにしても里見さんは強い。完全に女流棋士の第一人者としての地位を確立しています。
また、負けないだけではなく、将棋の内容も相手を圧倒しているみたいです。私の棋力では、プロ棋士の解説を聞いたり読んだりすることで将棋の形勢判断をするしかないのですが、最近は解説の棋士の方が「明確に里見さんが不利」と判断する場面が非常に少ないように思います。

特に、序盤・中盤が強くなっているような印象を受けます。以前は、序盤・中盤は相手に局面を支配されることが多く、得意の終盤で逆転するというパターンが多かったように思いますが(特に、清水市代女流六段戦)、最近は序盤からしっかりと将棋を組み立てて勝ちきれるようになっているようにみえます。

しかも、(多くの棋士の方が指摘していることだとは思いますが)里見さんの作戦の幅が広がっています。以前は、里見さんは振り飛車党だったはずですが、最近は居飛車も指すようになっています。

今後、里見さんがどこまで実績を伸ばせるか注目です。


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