囲碁界では七大タイトルを一度ずつ経験することを「グランドスラム」と呼ぶことは昨日書きました。しかし、なぜか将棋界では、七大タイトルを生涯のうちに一度ずつ獲得することをグランドスラムとは呼びません。

そこで、将棋界でこの「グランドスラム」を達成した棋士について書いてみたいと思います。

現役の棋士でグランドスラムを達成しているのは羽生善治と谷川浩司さん。羽生さんはグランドスラムどころか七冠同時制覇を達成していますね。

佐藤康光さんは、竜王・名人・棋聖・棋王・王将の獲得経験があります。あとは王位と王座を獲得すればグランドスラム達成となります。
また、竜王戦の前身の十段戦を、竜王戦と同じものと考えれば、加藤一二三さんも棋聖と王座を獲得すればグランドスラム達成となります。

既に亡くなっている棋士では、意外なことに大山康晴さんがグランドスラムを達成して「いません」。大山さんは棋王のタイトルを獲得経験がありません。
ちなみに、大山康晴さんは王座戦のタイトルも獲得していません。ただし、タイトル戦になる前の王座戦では勝ったことがあるみたいです。

米長邦雄さんは、王座以外のすべてのタイトルの獲得経験があります。グランドスラムまであと一歩でした。

将棋界でもグランドスラムの達成は非常に難しい。今まででグランドスラムを達成した人は二人しかいません。
将棋界でもグランドスラムが一つの記録として認知されてもいいんじゃないかなー。

追記
十段戦と竜王戦をイコールと考えれば中原誠さんもグランドスラムを達成していますね。だから、グランドスラムを達成した棋士は三人ということになります。中原さんのことがすっぽり頭から抜け落ちていました。

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