相撲では、「横綱・大関は簡単に負けてはいけない」ということが言われていると思います。そこで、このことについて書いてみたいと思います。

通常、スポーツで試合を行う場合、実力差が小さい者同士が戦った方が面白くなります。
これは、個々の試合だけではなく、大会全体についても言えます。実力差が小さい者同士で戦った方が、誰が勝つか誰が優勝するか予測がつきにくく、観る者をより楽しませることができます。

この観点からは、相撲界は少し特殊な状況にあるといえます。「横綱・大関は簡単に負けてはいけない」、つまり横綱・大関は他の力士を圧倒する実力を備えている必要があるといわれているのです。
「優勝するのは横綱か大関でなければならない」という「原則」は、相撲から競技としての面白さを奪っている可能性があります。優勝者が誰かが予測できてしまうのですから。

個人的には、「横綱・大関は負けてはならない」といった風潮はなくした方が良いと思うのですが。力士同士の実力差がなくなった方が誰が優勝するか最後までわからず、取り組みがもっと面白くなると思います。
だから、極端なことをいえば、横綱・大関を含めた全ての力士が8勝7敗か7勝8敗になるのが理想だと考えています。

でもやっぱり難しいんですかね。相撲の場合、「競技としての面白さ」以外にも考慮すべき事情がありそうですしね。

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