国民栄誉賞と年齢制限
2013年4月2日 スポーツ長嶋茂雄さんと松井秀喜さんが国民栄誉賞を受賞されることが話題になっていますね。
ただ、スポーツ界で活躍した人に国民栄誉賞を贈る場合の基準が不明確だというのは以前から指摘されています。
たとえば、「松井さんに国民栄誉賞を贈るなら、イチローさんにも国民栄誉賞を贈るべきではないのか」という批判は出てくるでしょう(イチローの場合は、本人が辞退した経緯があるみたいですが)。高橋尚子さんが受賞したときは、「高橋尚子さんが受賞するなら谷亮子さんも受賞すべき」という声がありました。また、なでしこジャパンが国民栄誉賞を受賞した際にも、「なでしこジャパンが受賞するのにWBCで優勝した侍ジャパンは受賞できないのか」ということも言われたと思います。
しかし、基準が曖昧になってしまうこと自体はやむを得ないのかなあと思います。顕著な活躍をして国民に影響を与えたかどうかで、国民栄誉賞の対象かどうかが判断されますからね。どうしても、恣意的な判断にならざるを得ない。
ただし、個人的には国民栄誉賞に年齢制限を導入してもいいのではないかと思います。「国民栄誉賞の対象者は60歳以上の日本国民である」みたいな規定にするべきではないかと。
今回の長嶋茂雄さんはともかく、松井秀喜さんはこれからも野球の指導者としてキャリアを積むことが予想される人物です。松井さんに対する評価はまだ定まっているとはいえない。
その松井さんに国民栄誉賞を贈ってしまうと、「ご苦労様でした。あとはゆっくり余生を過ごしてください」と言っているように見えてしまう。私は、松井さんにはまだまだ指導者として活躍してほしい。
この点、王貞治さんは国民栄誉賞を受賞後も野球界で輝かしいキャリアを残しています。そのため、松井さんも王さんのような道を歩けばよいのではないかとも考えられます。
しかし、私は王さんについても、受賞のタイミングはもっと遅くても良かったのではないかと思います。王さんの業績は現役時代の本塁打世界記録だけではありません。たとえば、2006年のWBCで日本を優勝に導いたことだって本塁打の世界記録に負けず劣らず立派な業績です。
王さんに対しては、「本塁打世界記録と野球の世界大会で日本を優勝に導いたこと」を評価して国民栄誉賞を贈った方が良かったのではないかと思います。
まとめると、国民栄誉賞には年齢制限を設けて、その人に対する評価がある程度固まってから賞を贈る方が良いのではないかと思っている次第です。
ただ、スポーツ界で活躍した人に国民栄誉賞を贈る場合の基準が不明確だというのは以前から指摘されています。
たとえば、「松井さんに国民栄誉賞を贈るなら、イチローさんにも国民栄誉賞を贈るべきではないのか」という批判は出てくるでしょう(イチローの場合は、本人が辞退した経緯があるみたいですが)。高橋尚子さんが受賞したときは、「高橋尚子さんが受賞するなら谷亮子さんも受賞すべき」という声がありました。また、なでしこジャパンが国民栄誉賞を受賞した際にも、「なでしこジャパンが受賞するのにWBCで優勝した侍ジャパンは受賞できないのか」ということも言われたと思います。
しかし、基準が曖昧になってしまうこと自体はやむを得ないのかなあと思います。顕著な活躍をして国民に影響を与えたかどうかで、国民栄誉賞の対象かどうかが判断されますからね。どうしても、恣意的な判断にならざるを得ない。
ただし、個人的には国民栄誉賞に年齢制限を導入してもいいのではないかと思います。「国民栄誉賞の対象者は60歳以上の日本国民である」みたいな規定にするべきではないかと。
今回の長嶋茂雄さんはともかく、松井秀喜さんはこれからも野球の指導者としてキャリアを積むことが予想される人物です。松井さんに対する評価はまだ定まっているとはいえない。
その松井さんに国民栄誉賞を贈ってしまうと、「ご苦労様でした。あとはゆっくり余生を過ごしてください」と言っているように見えてしまう。私は、松井さんにはまだまだ指導者として活躍してほしい。
この点、王貞治さんは国民栄誉賞を受賞後も野球界で輝かしいキャリアを残しています。そのため、松井さんも王さんのような道を歩けばよいのではないかとも考えられます。
しかし、私は王さんについても、受賞のタイミングはもっと遅くても良かったのではないかと思います。王さんの業績は現役時代の本塁打世界記録だけではありません。たとえば、2006年のWBCで日本を優勝に導いたことだって本塁打の世界記録に負けず劣らず立派な業績です。
王さんに対しては、「本塁打世界記録と野球の世界大会で日本を優勝に導いたこと」を評価して国民栄誉賞を贈った方が良かったのではないかと思います。
まとめると、国民栄誉賞には年齢制限を設けて、その人に対する評価がある程度固まってから賞を贈る方が良いのではないかと思っている次第です。
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