http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130805-00000500-san-bus_all

リニア中央新幹線のをめぐり、「京都経由」にするか「奈良経由」にするかの議論があります。

リニアに関して生じている問題はこれだけではありません。他の部分のルートをどうするかも議論になっていますし(長野県内のルートをどうするかとか)、中間駅をどうするかという問題もあります。

よくわからないのは、地方自治体はどういう材料でJR東海と交渉しているのかという点です。リニア新幹線の建設費については、JR東海が前額を負担するようなので、基本的にはJR東海がルートも中間駅の設置も決めることができるはず。

しかし、地方自治体はリニア新幹線のルートや中間駅について、様々なことをJR東海に要望しています。それも素人目から見て、「JR東海からみて採算性が悪いだろー」という要望をしている。

JR東海だって一企業なのだから、第一義的には自社の利益を最大化することを目指しているはず。採算性を悪化させる選択はしないのが、企業としての本来の姿です。

京都の府知事は「リニアは日本全体の成長や発展の原動力になるもの。JR東海には国として何がいいのかを考えてもらいたい」と発言しています。しかし、JR東海は一つの企業である以上、国ではなくて企業として何が良いかを第一に考えるはずでしょう。

なので、地方自治体としては、「我々の提示する案の方が、JR東海にとって採算性が良い」と説得するしかないと思うのですが。

各地方自治体はどういう材料を使ってJR東海を説得しようとしているのか。個人的には、それを是非知りたいです。

コメント

秋桜
秋桜
2013年8月6日7:56

リニアの場合は分かりませんが、在来線の場合は周辺の都市開発権が大きく関わって来ます。
駅周辺の広大な土地をJRに販売し、JRがマンションや住宅や商業施設を建てて高値で売って利益を得ます。
東京ディズニーリゾートも同じように建設で大きな利益を上げました。

かわず
2013年8月6日19:52

秋桜さん
そうなんですか。
在来線のことがリニアにも当てはまるとしたら、各地方自治体は都市開発権をちらつかせてJR東海と交渉することになるんでしょうね。その際には、いかにその都市開発権が価値のあるものかをアピールすることになるのだと思います。

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