熱中症から甲子園球児を守る

2013年8月12日スポーツ

暑い日が続いています。ここ数日は異様とも言える暑さです。この暑さの中で行われる高校野球は凄まじいものがあります。当然、熱中症の危険があります。

甲子園で行われる高校野球の試合の時間帯については、議論の余地があるでしょう。１日で一番暑い時間帯でも、構わずに試合をしていますからね。せめて、午後２時を避けるようにして試合ができれば良いのですが、試合時間は変動するものなので難しいのでしょう。

熱中症を避けるためには、こまめな水分補給が必要です。のどの渇きを感じてから水を飲むのでは遅い。のどが渇く前に水分を摂取しなければなりません。

個人的に心配なのは、投手を含めた守備側の選手です。攻撃側の選手はアウトになるかホームインすればベンチに戻って水分補給ができますが、守備側の選手は基本的にその回が終わらなければベンチに戻れません。ビッグイニング（得点がたくさん入ったイニング）を作られたら、守備側の選手は長時間水分補給ができない可能性があるわけです。

また、審判も心配です。審判もチェンジするごとに水分補給をしているとは思いますが、やはりビッグイニングを作られると審判もなかなか水分補給ができないでしょう。

守備側の選手と審判の熱中症の問題については、プロ野球でも当てはまる問題です。しかし、この時期のプロ野球はナイターで行われていることからすると、熱中症の危険は高校野球の方が大きい。

甲子園では投手の連投の問題もありますし、もう少し選手の「健康」に配慮した運営ができないものかと考えさせられてしまいます。