出会い系サイトで「サクラ」とやり取りさせ料金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで出会い系サイト運営会社の元会長が逮捕されています。

大体のケースで、100%ウソである事実を言ってお金を儲けた場合には詐欺罪になります。

たとえば、同じ出会い系サイトでも、「異性と出会える!」と宣伝して登録料をとったとしてもそれは詐欺罪にはならないでしょう。
なぜなら、出会い系サイトを利用する人は「異性と出会えるかもしれないチャンス」を買い取っているという意識でいるはずだからです。この宣伝文句から、「運営会社が異性と出会えることを保証している」という意味を読み取る人はいないでしょう。

つまり、このケースでは、会社は100%ウソになる事実を言っているわけではないといえます。

でも、今回のケースでは、出会える可能性が全くない「サクラ」を使ってメール使用料を巻き上げていました。利用者の方は、「出会えるかもしれない異性」とメールしていると考えていたはずなのに、実際は「出会える可能性が皆無なサクラ」がメールの相手だったのです。

これでは、100%ウソになる事実を前提に運営会社がお金もうけをしていたことになってしまいます。詐欺罪になっても致し方ない。

完全なウソにはならない表現をするって、結構大切なことだと思います。

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