GHQの検閲

2013年11月5日 TV
今日のクローズアップ現代は、終戦後のGHQによる手紙の検閲に迫るという内容でした。

現代では、検閲は憲法によって禁止されています。

しかし、戦後のGHQ統治時代には検閲が行われていました。アメリカは、日本人の考え方を知ったり、共産主義を排除するといった目的で検閲を行っていたようです。

そして、検閲官としては日本人が雇われていました。番組の中で出てきた日本人の「元検閲官」に対するインタビューは、何とも重々しかった。元検閲官の方々は、まるで自分が犯罪を犯したかのような表情と口調で、当時の体験を語っていました。

コメンテーターの方は、「終戦前から日本軍によっても検閲は行われていたのであり、当時の人々は検閲が存在すること自体には慣れていた」という趣旨のことを言い、元検閲官の方を擁護されていました。
ただ、元検閲官の方々には「敵国だった相手に情報を売ってしまった」という感覚があるのではないでしょうか。だからこそ、元検閲官へのインタビューがとても重いものになっているのだと思います。

「検閲の歴史」を解明することは必要なことだと思います。多くの「元検閲官」の方々はなかなかその体験を語ろうとはしないとのことですが、ぜひ何らかの形で記録に残してほしいと思います。

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