http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131106-00000005-number-base

今日は、日本シリーズ第6戦で160球を超える球数を投げ、さらに翌日にリリーフ登板した田中将大投手は酷使されているのではないかとする記事を紹介します。

アメリカでは、数式を用いて「投手の酷使度」を算定しているみたいです。そして、その数式によると日本シリーズはもちろんレギュラーシーズンでも田中投手は「酷使されていた」ことになるようです。

以下、疑問点。

記事の中で紹介されている数式では、登板間隔が中何日かを考慮していません。シーズンを通じて、基本的には田中投手は中6日で登板しています。中5日で登板する投手も多いので、田中投手は十分な休養日を与えられていたと思うのですが、この点は考慮されないのでしょうか。

また、田中投手はシーズンを通じての完投数は「8」です。田中投手ほどの力があれば、もっと完投数を増やすことは可能だったとは思いますが、そこは星野監督の「投手のコンディションを守る」という方針だったのだと思います。
しかし、それでもアメリカの数式を使うと田中投手は「酷使」されていることになっています。

さらに、1試合160球というのは、各チームのエース級であればシーズンに1回か2回は経験する球数だと思います。アメリカの数式を用いると、田中投手以上の「酷使度」が計測される日本人投手はたくさんいることになるのではないでしょうか。

休養日などを考慮すれば、たとえば広島カープの前田健太投手の方が田中投手よりも「酷使」されているとも言えると思います。前田健太投手は基本的に中5日で登板し、シーズン終盤には中4日での登板もありました。球数も、ほとんどの試合で100球を超えているはず(さすがに中4日登板のときは100球には達しなかったと思いますが)。

前田健太投手からは、田中将大投手よりも大きな「酷使度」が計測されるのではないでしょうか。田中投手よりも前田投手の方が酷使を問題視されてもおかしくはないと思います。

ま、一つの考え方ということで。

コメント

yanaka
2013年11月8日12:24

投げた球種にもよるだろうし変化球沢山投げると故障しやすいって聞くけどどうなんだろ

かわず
2013年11月8日17:55

yanakaさん
状況によって疲労度は変わって来ると思います。球種はもちろんですし、点差が開いた場合も疲労度は小さくなると聞くので、単純に球数だけから酷使されているかどうかを決めるのはどうなのかなー、と思います。

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