http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140408/waf14040817060025-n1.htm

興味深い記事があったので紹介します。


まずはこの記事の本論について。この記事は、知的障害者に対する「刑罰」について問題提起をしています。

現在の刑事司法制度では、犯罪者がが再び同じように犯罪に走らないようにする点が、刑罰を科すことの意義の一つであるとされています。
そのため、知的障害者のように自分のしたことが悪いとわかっていない、刑罰が刑罰だと理解できていない人に対しては、有罪判決を出して刑罰を科してもあまり意味がないことになります。
刑罰を科しても科さなくても、その人の行動に影響を与えることができないのですからね。


記事の中で、

>検察幹部は語る。「施設に入れるならともかく、無罪は再発防止に役立たなかった。あのときの裁判官はどう思ってるだろうね」

という記述がありますが、有罪として刑罰を科したとしても、犯罪の再発防止に役立ったかは微妙でしょうね。
再び犯罪を犯す可能性が高いなら、刑罰以外の何らかの措置を講じることが必要なのだと思います。




もう一つ。この記事の本論とは関係ないですが、記事の中では以下のことが紹介されています。

>自動車盗の男は短い質問なら理解でき、意思疎通も図れるという。京都地検は取り調べの録音・録画を行い、万全を期して起訴した。

取調べの録音・録画はやろうと思えばできるんですね。
「取調べの可視化」は検察や警察がその気になれば可能なのでしょう。ではなぜ取調べの可視化がなかなか実現しないのかというと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

問題の根はかなり深いのかもしれません。



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