サンフレッチェ広島が苦しんでいます。

もともと他のチームと比べて日程が厳しいので、苦戦することが予想されてはいましたが、なかなかきついですね。

リーグ戦は5試合終わった段階で7位。こちらはまずまずなのかもしれません。

しかし、何と言ってもACLでの不振です。4試合を戦って1勝もできず、2試合を残してのグループリーグ敗退。ACLで優勝してクラブワールドカップに出場することはできなくなりました。

けが人もいてこの日程を乗り切るのは容易ではないと思いますが、切り替えてこれからのリーグ戦に集中してほしいと思います。
ちょっと思い出したので書いてみます。

少し前までは、プロ野球の試合が行われた場合の観客数を1000人単位でしか発表していませんでした。ちゃんとした数字を出すようになったのはつい最近のことです。

また、東京ドームの巨人戦では観客数を水増しして発表していたといわれています。巨人ジャイアンツの東京ドームでの主催試合に訪れた観客数が、常に五万五千人と公式発表されていた時期がありました。

しかし、ちゃんとした数字がでるようになってからは東京ドームの巨人戦の観客数が5万5千人だと発表されたことはないはずです。このことからすると、やはり観客数を水増ししてたんでしょうね・・・・・。

正確な観客数を発表するというのは当然のことな気がしますが、つい最近(10年くらい前かな)まではプロ野球でそれができていなかったのです。

昔からプロ野球を観てる人にとっては常識かもしれませんが、思い出したので書いてみました。
「継続は堕落なり」というのは、サッカーの反町康治氏が述べていた言葉です。「継続は力なり」ではありません。

現状に満足してはいけないという趣旨の中でこの言葉を使っておられました。

この発言があったのは、反町氏がアルビレックス新潟の監督をやっていたころのことです。チームを進歩させるために、こういう言葉を使って選手を鼓舞していたのでしょう。

それが奏功して(?)、アルビレックス新潟は反町監督のもとで、J1昇格やJ1残留を成し遂げています。

個人的には、スポーツに関わる人の名言をかみしめることが大好きです。
電王戦は船江五段がツツカナに敗れ、コンピュータ側の2勝1敗になりましたね。
今回は、プロ棋士とコンピュータとの対局禁止について書いてみます。

将棋のプロ棋士は公の場で許可なくコンピュータと対戦することを禁止されています。対局する場合には、日本将棋連盟の許可がないといけない。

これは、数年前に米長邦雄氏が命じた措置です。今となっては、この措置はすごく意味があることだとわかります。なぜなら、もしこの措置を講じていなければ、人間対コンピュータの対局がここまで注目されることはなかったと考えられるからです。

普段、将棋はそこまでメディアに露出してはいません。タイトル戦であってもテレビや新聞が大きく扱うことはない(主催紙は別ですが)。しかし、今回の電王戦はさまざまなメディアで取り上げられており、注目度が非常に高くなっています。

もし、棋士とコンピュータとの対局が禁止されていなければ、いろんなところで棋士とコンピュータが対局し、人間とコンピューターのレベルの差がどれくらいか大体わかっていたでしょう。そうなると、「電王戦」と銘打って人間対コンピュータの将棋の対局を行っても、それほどプライオリティは高くならない。

米長邦雄氏はそういうことを見通して、棋士とコンピュータとの対局を禁じていたのではないでしょうか。プロ棋士とコンピュータとの対局が貴重になることで注目度が増し、電王戦は興行としては大成功を収めていると言えますから。

早い段階で、「人間対コンピュータ」が興行になることを見抜き、プロ棋士とコンピュータとの対局を禁じた米長邦雄氏の判断は素晴らしかったと思います。

CMについて書いてみます。

ロト7が発売になって、CMも放映されています。
ロト7のCMの内容は、おおざっぱに言うと、

部下「ロト7当てると大金持ちになれますよね」
上司「お前の夢は金で買えるのか」
部下(上司かっこいい!!!)
その後、ロト7を購入している上司を発見。
部下(ガビーン)

というものです。
宝くじを購入する行為を若干貶めています。


これと比較したいのが、以前放映されていたマスターカードのCMです。
その内容は、

商品A → ○○円
商品B → ○○円
商品C → ○○円
と紹介していき、

かけがえのない時間 → PRICELESS

「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」
という言葉で締めていました。
このCMも、マスターカードの価値を低いものと扱っています。


でも、実際にこういう類のCMが放送されていますからね。こういう形式のCMでも商品のアピールに役立つということなんでしょう。

こういうCMが流されているのをみると、CMって難しいなと思います。
長嶋茂雄さんと松井秀喜さんが国民栄誉賞を受賞されることが話題になっていますね。

ただ、スポーツ界で活躍した人に国民栄誉賞を贈る場合の基準が不明確だというのは以前から指摘されています。

たとえば、「松井さんに国民栄誉賞を贈るなら、イチローさんにも国民栄誉賞を贈るべきではないのか」という批判は出てくるでしょう(イチローの場合は、本人が辞退した経緯があるみたいですが)。高橋尚子さんが受賞したときは、「高橋尚子さんが受賞するなら谷亮子さんも受賞すべき」という声がありました。また、なでしこジャパンが国民栄誉賞を受賞した際にも、「なでしこジャパンが受賞するのにWBCで優勝した侍ジャパンは受賞できないのか」ということも言われたと思います。

しかし、基準が曖昧になってしまうこと自体はやむを得ないのかなあと思います。顕著な活躍をして国民に影響を与えたかどうかで、国民栄誉賞の対象かどうかが判断されますからね。どうしても、恣意的な判断にならざるを得ない。

ただし、個人的には国民栄誉賞に年齢制限を導入してもいいのではないかと思います。「国民栄誉賞の対象者は60歳以上の日本国民である」みたいな規定にするべきではないかと。

今回の長嶋茂雄さんはともかく、松井秀喜さんはこれからも野球の指導者としてキャリアを積むことが予想される人物です。松井さんに対する評価はまだ定まっているとはいえない。
その松井さんに国民栄誉賞を贈ってしまうと、「ご苦労様でした。あとはゆっくり余生を過ごしてください」と言っているように見えてしまう。私は、松井さんにはまだまだ指導者として活躍してほしい。

この点、王貞治さんは国民栄誉賞を受賞後も野球界で輝かしいキャリアを残しています。そのため、松井さんも王さんのような道を歩けばよいのではないかとも考えられます。

しかし、私は王さんについても、受賞のタイミングはもっと遅くても良かったのではないかと思います。王さんの業績は現役時代の本塁打世界記録だけではありません。たとえば、2006年のWBCで日本を優勝に導いたことだって本塁打の世界記録に負けず劣らず立派な業績です。
王さんに対しては、「本塁打世界記録と野球の世界大会で日本を優勝に導いたこと」を評価して国民栄誉賞を贈った方が良かったのではないかと思います。

まとめると、国民栄誉賞には年齢制限を設けて、その人に対する評価がある程度固まってから賞を贈る方が良いのではないかと思っている次第です。



久保竜彦が現役復帰し、廿日市FCに加入だそうです。

それにしても、久保竜彦と一緒に加入するのが桑原裕義と大木勉というのがまた・・・・・。
「10年くらい前のサンフレッチェ広島の再現か!」といいたくなります。

久保は2002年に広島から横浜Fマリノスへ、桑原は2003年に広島からアルビレックス新潟へ、大木は2006年に広島から愛媛FCへと、それぞれ移籍しています。しかし、彼らはまた同じチームに集まってJ3を目指すことになります。

彼らのチャレンジが成功することを願っています。
サッカーのワールドカップ最終予選、日本はヨルダンに1-2で敗れ、本大会出場権獲得は持ち越しとなりました。

うーん。残念でしたね。負けるときはこういうものでしょうか。

2失点目の吉田の対応はちょっとおかしかったですかね。それに加えて遠藤のPK失敗もありました。ここまで悪いことが重なると敗戦もしょうがないかなって思えてきます。
ヨルダンとしては、セットプレーで得点+カウンターから追加点と狙い通りの展開だったんじゃないでしょうか。

あと、何気にほくそ笑んでいるのはイラクじゃないでしょうか。
日本はオーストラリアとイラクとの対戦を残しており、オーストラリア戦にはそこそこ本気で臨む必要がでてきました。
しかし、オーストラリア戦で本大会出場が決まれば、イラク戦はメンバーを落とすことが予想されます。

つまり、イラクからすれば「日本はオーストラリアを全力で叩き、自分たちとの対戦では全力をださないだろう。シメシメ」となるわけです。
このグループでは、オーストラリアとイラクの残り試合数が多いです。そのため、勝ち点の上では最下位に沈んでいるイラクがこういうことを考えていてもおかしくはないと思います。

何にせよ、日本は次の試合でスパッと本大会出場を決めてほしいですね。


何かと話題になっている、プエルトリコ戦で内川と井端がダブルスチールを試みて失敗したシーンについて書いてみたいと思います。

今日の朝、サンデーモーニングを見ていたのですが、張本さんが興味深いことを言っていました。その内容は、「重盗に失敗して内川が挟まれた際、井端は二人の走者を絡めた狭殺プレーに持ち込まなければいけなかった。二人の走者を絡めた狭殺プレーに持ち込めば、相手はミスをする可能性がある。内川と井端のどちらかが2塁ベースを踏んでいれば、どちらかがアウトになってももう一方は2塁に残ることができ、どちらもアウトになることはないのだから」という趣旨のものでした。

これはなるほどと思いました。確かに、内川が一二塁間に挟まれてから、
①内川が二塁に近づく
②内川が二塁に触れた瞬間に井端が三塁に向かって走る
③井端が二三塁間で挟まれ、その間内川は二塁にとどまる
④井端が二塁に戻ることができたなら、その瞬間に内川は一塁に向かって走る
⑤内川は一二塁間で挟まれている間、井端は二塁にとどまる
⑥あとは①から繰り返し
ということは可能だったのではないかと思います。

映像を見た限り、内川は二塁に触れること自体はできたのではないでしょうか。このようなことを考慮して、張本さんは「内川が二塁ベースに近づいているのに、二塁から離れて二走者による狭殺プレーに持ち込まなかった井端に判断ミスがある」と指摘していたのだと思います。

ただ、個人的には、WBCのための準備期間が短かったがゆえに狭殺プレーの際のチームの約束事が決められなくて、その影響がプエルトリコ戦で出てしまったのではないかなー、と思っています。

内川が一二塁間で挟まれた時点で、内川も井端も二走者を絡めた狭殺プレーに持ち込むべきだと考えたとしても、
井端「万全を期して、内川くんが二塁ベースに触れてから自分は三塁へスタートしよう」
内川「自分は確実に2塁ベースに行ける。井端さん早く二塁ベースから離れてくれないかな」
というような意識の食い違いがあったとしてもおかしくはないと思います。このような意識の食い違いがあったために、二走者による狭殺プレーになることなく、内川だけがなすすべなくアウトになってしまったのではないかと。

チームとしての約束事があれば、井端と内川の間で意識の食い違いが生じることはないでしょう。
つまり、張本さんが指摘していた井端の走塁ミスの原因は、準備期間が短くチームの決め事を徹底できなかった点にあるんじゃないかなー、と思います。


人間対コンピュータの将棋での対決、電王戦が開幕しましたね。
今日は阿部光瑠四段が将棋コンピュータソフトの習甦と対決しました。

結果は阿部四段の勝利。ニコニコ動画で中継されてたのでチラチラ見ていたのですが、習甦が6五桂をはねたあたりでは既に阿部四段がペースを握っていたみたいですね。
習甦は攻めてはいるものの、解説の阿久津主税七段は「攻撃が決まればいいが、攻めが途切れてしまう可能性が高い」という趣旨のことを再三述べておられました。また、序盤に端歩を伸ばして、それが生きる展開にした阿部四段の構想も見事でした。

最初は、習甦の側に秘策があるのかと思ってみていたのですが、段々と習甦の攻めが細いことが明らかになっていく。
そして、阿部四段がゼロ手で馬を作ったあたりでは(習甦に何か見落としがあったか)、はっきり阿部四段が優勢になっていることが素人の私にも理解できました。

結局、習甦としては不本意な拙戦になってしまいました。中盤以降はずっと劣勢で、そのまま押し切られてしまいましたからね。

ただ逆に、人間側としてはこれが勝ちパターンだと思いました。序盤でわずかなリードをとり、そのリードを徐々に大きくして最後は大差にする、序盤に難があると言われるコンピュータソフトに勝つにはこれ以上ない流れだったといえるでしょう。

電王戦は団体戦です。これからも対局は続くので注目していきたいと思います。
WBCが終わり、ドミニカが優勝しましたね。

WBCでは、独特のルールとして球数制限が導入されていました。この球数制限ルールは、「本来の野球の面白さが損なわれる」といった理由で批判されることもありました。

個人的には、この球数制限のルールを高校野球に取り入れても良いのではないかと考えています。もちろん、球数制限ルールを導入すれば、従来の野球の面白さは失われていまうでしょう。また、「球数関係なく精神力で投球をする選手」も観れなくなるでしょう。

しかし、一人の投手に負担がかかりすぎていることは、現状の高校野球の問題点です。球数制限を導入すれば、一人の投手に過剰な負担がかかることを避けることができます。

以前、高校野球に出場する選手の負担を軽減するために、甲子園の日程を改善すべしと書いたことがあるのですが、日程をいじるのが難しいなら球数制限を導入すべきではないかと思うのですが。
試合の面白さよりも、将来のある高校生の身体を守ることの方が重要だと思うので、個人的には球数制限を推奨します。

ここまで書いて、ネットで「高校野球 球数制限」を検索してみたら、結構これに関する意見がヒットしました。やっぱりみんな考えることは同じなんですね。

検索ワード

2013年3月19日 日常
ダイアリーノートを使っておられる方ならご存知だと思いますが(というか、どのブログもそうなのかもしれませんが)、
自分のブログにどういうキーワードで検索してこられるのかが分かる仕組みになっています。
時として、「え?こんな言葉で?」と思う検索ワードをでアクセスされていることもありますよね。

将棋のNHK杯は羽生善治NHK杯と渡辺明竜王が対戦し、渡辺竜王が勝利、初優勝を飾りました。羽生さんにはNHK杯戦の5連覇がかかっていましたが、記録が途切れてしまいました。

羽生さんは棋聖・王位・王座の三冠王、渡辺さんは竜王・王将の二冠王(収録時にはまだ王将を獲っていなかったかもしれませんが)なので、まさに将棋界の頂上決戦でした。

ただ、将棋自体は最後に大差になってしまってちょっと残念でした。羽生玉は囲いの外にいて渡辺さんの攻撃が直撃、渡辺玉はまだ安全で素人目にも大差になっていることが明らかでした。

中盤は、渡辺さんの動きが機敏で上手くリードをとったみたいですね。わざと両取りをかけさせる6五歩とか、8三銀を狙う5六角とか。中盤でリードを奪ってからはどんどん差が広がっていったみたいです。

感想戦を観た限りでは、羽生さんの方に悪手があったわけではないみたいでした。そもそもの作戦選択が良くなかったということかもしれません。
羽生さんは2二歩・8二歩・5二歩と二段目に打って頑張りましたが、それも及びませんでした。

あと、序盤に解説の人がコメントするのは良かったです。普段は開始5分くらいは解説がないのですが、何が起こってるのかわからないまま将棋が進んでしまっているので。
次回からは最初から解説をするというスタイルでNHK杯の放送をやってほしいです。

日本ハムの中田選手はWBC日本代表に選ばれています。

WBC日本代表の試合のテレビ中継でアナウンサーが「中田選手は、WBC日本代表のコーチ陣の指示でバッティングフォームを変えている」と言っていました。スイングの際に足を上げるかどうかを試行錯誤しているようです。

私は、日本代表の中で選手がバッティングフォームを変えようとすることそのものに驚きました。中田選手はまだ若いとはいえ、何年もプロ野球の世界に身を置いている選手ですよ。それなりに実績も積み上げている。にも関わらず、日本代表コーチの指示とはいえバッティングフォームを変えてしまうのかと。

バッティングフォームは打者にとって最も重要なもののはずです。中田選手はプロ入りしてから何年もかけて自分に合ったバッティングフォームを探っているはず。今の段階でも、中田選手は自分の「型」を持っていると考えるのが自然でしょう。

それなのに、足を上げるかどうかという、バッティングにとって最も重要(と思える)な部分を変えようとする。日本代表とはいえ、代表コーチがその部分を変えようとしてしまっていいものなのでしょうか。

普段、中田選手に対して技術指導をしている日本ハム打撃コーチ陣は、日本代表コーチが中田選手のバッティングフォームをいじることをどう思っているのでしょうか。「長い期間をかけて中田選手のバッティングフォームを確立させてきたのに、それを変えないでほしい」と思っていてもおかしくない気がするのですが。

日本代表として集まるのは短期間ですし、選手としてのスタイルそのものを日本代表コーチが変えてしまうのはどうかなーと思ったので書いてみました。

囲碁の棋聖戦で、井山裕太挑戦者が4勝2敗で張栩棋聖を破り棋聖位を獲得、グランドスラムを達成しました。

これで井山さんは棋聖・本因坊・天元・王座・十段・碁聖の六冠王。囲碁界で他のタイトルホルダーは山下敬吾名人しかいません。

もうこれは七冠王を狙ってもらうしかないでしょう。名人のタイトル戦はまだ先なので、七冠を達成するにはそのほかのタイトルを防衛し続けないといけない。もちろん、名人の挑戦者にもならないといけない。かなり厳しい道のりではあるのでしょう。

しかし、将棋で七冠王になったことがある羽生善治さんも、ほかのすべてのタイトルを防衛するという信じられないことを成し遂げて、最後の王将のタイトルを獲得したという経緯がある。同じような偉業達成を井山さんに期待してしまいます。

将棋と比べれば囲碁はそんなに注目しているわけではないですが、七冠王をみてみたいです。

柔道の日本代表監督が体罰を行っていたことが問題になっていますね。
体罰の是非について言及するのはここでは避けます。ちょっと別の観点から、日本代表監督の役割について書いてみたいと思います。

日本代表監督にはどの選手が優れているかを見極めることが要求されます。
世界でいくつものメダルを獲得している日本柔道です。柔道の日本代表に選ばれた選手は、日本代表に選ばれる前から相当な活躍をしているはず。
心技体ともに一流であり、かなり完成された選手だけが日本代表に選ばれていて、そういう環境の中で日本代表監督は選手選考を行っている・・・少なくとも今まではそう思っていました。

しかし、その日本代表の選手に対して体罰が行われた。
心技体ともに完成されているはずの日本代表選手に対する体罰です。私は、「柔道に関しては超一流のはずの日本代表選手に対して、柔道を上手くするために体罰という劇薬を使わないといけないのか」と驚いてしまいました。

基本的に、選手のスキルは各企業やクラブで磨かれているものだと思っていたのですが、違うのでしょうか。各企業やクラブで技術を磨き、それが日本代表監督の目に留まって日本代表選手に選ばれる・・・・・各企業やクラブで厳しい指導が行われても、日本代表合宿ではみんな一流選手として扱われるから厳しい指導が行われることはない、こう思っていたのですが。

柔道での体罰についてちょっと違った視点から書いてみました。

大震災から2年経ちましたね。

スポーツ界にも大きな影響がありました。
Jリーグは3月11日の前に開幕してたのですが、4月下旬まで中断。消化できなかった分の試合は夏に回して、夏に日本代表が参加するはずだったコパアメリカには参加しないことになりました。

プロ野球は開幕していなかったので、開幕を延期するかどうか大きな議論になりました。
当初は、予定通りの日程で強行開幕するつもりだったみたいですが、電力不足の中で開幕するのはおかしいと選手会が猛反対して結局延期になりました。
また、電力不足を考慮して3時間半ルールができましたね。

ほかにも、バレーボールやハンドボールのプレーオフの試合が中止になっているはずです。

平和な日常でスポーツを楽しめるっていいですね。
将棋のNHK杯の準決勝、羽生善治NHK杯対郷田真隆棋王の対局を観ました。

郷田さんが勝っておかしくない将棋だったみたいですね。先崎八段の解説から推測すると、4九歩を打たなかったのはまずかったのかもしれませんね。
あと、これも先崎八段が直接言及されてましたが、5三桂成の判断がどうだったか。

それにしても、最終盤での羽生さんの表情・・・。明らかに苦悶している様子が表情から見て取れました。NHK杯での羽生さんは何度もテレビを通してみていたつもりですが、あんなに気持ちが表情に出ている羽生さんは初めて見ました。

最後は8六銀という、先崎八段も称賛の捨て駒で郷田玉を詰ましてしまった。先崎八段の「羽生さんは天才ですね。昔から知ってましたけど」っていう言葉は名言だと思います。
司会の矢内理絵子さんも、「鳥肌がたった」と絶賛していました。

ただ、感想戦では8六銀のところで8八銀の変化も並べられていました。あれは8八銀でも詰んでいただろうってことなんでしょうか。感想戦のところはちゃんと観ておらず(そもそも感想戦の内容を完全に理解するだけの棋力もないですが)、よくわかりませんでした。NHK将棋テキストをみて確認してみようと思います。

これでNHK杯戦の決勝は2年続けて羽生対渡辺というカードになりました。決勝の結果がどうなるのか、今から楽しみです。


WBCはもうすぐ第2ラウンドに突入します。

第2ラウンドは4チームのダブルイリミネーション方式で行われます。基本的には4チームでトーナメントを行うのですが、負けたチームは敗者復活戦に回ることができます。
決勝ラウンドに進むのは2チームです。普通にトーナメントを勝ち上がった1チームと敗者復活戦を勝ち上がった1チームの2チームが決勝ラウンドに進めます。

普通に勝ち上がったチームと敗者復活戦を勝ち上がったチームは最後に対戦し、順位を決めます。この試合の結果に関わらずこの2チームが決勝ラウンドに進みます。

ただ、このWBCのダブルイリミネーション方式には若干問題があります。普通に勝ち上がったチームは1敗しただけで2位になってしまうのに対して、敗者復活サイドを勝ち上がったチームは1敗しただけでは1位になる可能性が残されているからです。

決勝ラウンドに進めるのが1チームだとしたら、問題点がわかりやすくなります。普通にトーナメントを勝ち上がったチームは最後に1敗しただけで決勝ラウンドに進めないのに対し、敗者復活サイドを勝ち上がったチームは1敗しても大丈夫というルールを生かして決勝ラウンドに進めることができてしまうからです。

普通にトーナメントを勝ち上がったチームは「1敗したら即終了」なのに対して、敗者復活サイドを勝ち上がったチームは、「1敗してもまだチャンスはある」ことになるのですから、不公平です。

WBCのルールでは、2チームが決勝ラウンドに進めることができるので、最後の試合は順位付けの意味しかありません。ゆえに問題視されていないようですが、それでも1位の決め方として不公平感があることは否めないと思います。

ちなみに将棋の棋王戦もダブルイリミネーション方式を採用していますが、敗者復活サイドを勝ち上がったプレーヤーは最後に2連勝しなければ1位にはなれません。つまり、決勝は2試合が行われ、敗者復活サイドを勝ち上がったプレーヤーが2連勝したならそのプレーヤーが1位、1勝1敗なら普通にトーナメントを勝ち上がったプレーヤーが1位になります。

将棋の棋王戦の場合、純粋に「2敗したら脱落」というルールになっています。しかしWBCの場合、普通にトーナメントを勝ち上がったチームは1敗した時点で1位になれなくなるので、完全に「2敗したら脱落」というシステムにはなっているわけではありません。

細かいことですが、WBCにはこういう問題点もあるんじゃないかなー、と考えています。

野球のWBCのルールに関する話です。

WBC1次リーグの順位は、勝敗数が同じ場合には得失点差できまります。そのため、A組の最終戦の台湾対韓国の試合では、韓国は台湾に6点差で勝たないと第2ラウンドに進めないという状況に追い込まれています。

台湾対韓国の試合は、台湾が先攻で韓国が後攻です。9回表終了時点で後攻のチームが勝っていれば、9回裏は行われずに試合が終了するので、韓国は8回裏終了時点で6点差をつけておく必要があります。

これ、1点差や2点差で状況が変わるとしたらちょっと面白いことになります。
ちょっとシミュレーションしてみます。


======================================

A組最終戦台湾対韓国は、
・台湾が韓国に勝利した場合→台湾が第2ラウンド進出
・台湾が韓国に1点差で敗れた場合→台湾が第2ラウンド進出
・台湾が韓国に2点差以上で敗れた場合→韓国が第2ラウンド進出
という状況で開始された。

先攻が台湾、後攻が韓国である。
試合は8回裏終了時点で韓国が2-0で台湾をリードしていた。
このまま試合終了を迎えれば、韓国が第2ラウンド進出だ。

しかし、台湾は9回表に意地を見せる。韓国の投手を攻略して1点をもぎとったのだ。あと1点取れば同点。イケイケムードの台湾。しかし・・・・・・

台湾監督「このまま1点差で負けたら、台湾が第2ラウンドに進出できる。しかし、下手にここで同点にしてみろ。9回裏にサヨナラツーランやスリーランを浴びてしまうと、2点差以上で負けてしまうではないか。それなら韓国に攻撃の機会を与えないように、ここで1点差負けを確定させた方が良い。みんな、わざとアウトになるんだ!!!!」

韓国監督「ここから2点差で勝つためには、9回裏にサヨナラツーラン以上のホームランを打つしかない。そのためには、9回表を後攻の韓国が勝っている状況で終わらせたらダメだ。みんな、わざと台湾に1点取らせるんだ!!!!!」


その後、9回表は守備側の韓国が台湾に1点取らせることに成功。
2-2の同点で9回裏を迎えた。


9回裏は韓国攻撃陣が奮起し、無死満塁のチャンスを作る。
ここで韓国の4番バッターがセンター前にクリーンヒット!しかし、4番バッターは1塁に走ることなくベンチに戻ってしまう。

韓国の4番バッター「サヨナラヒットじゃ1点しか入らないからダメだ。ホームランを打って2点以上を入れないと」

韓国の4番バッターは、プレーを放棄したためにアウトを宣告された。
一死満塁で韓国の5番バッターが打席に立とうとする。
ここで、台湾ベンチが動く。

台湾監督「敬遠だ。押し出しのフォアボールなら確実に1点しか入らない」

韓国は台湾の敬遠策の前に、なすすべなく1点を取らされてしまった。

試合終了。韓国が3-2で台湾を下した。
この結果、台湾の第2ラウンド進出が決まった。


=======================================


現行のWBCのルールだと、こういう不可思議なことが起こる可能性があると思うのですが。

ちなみに、タイトルのワンナウツというのは、とある野球漫画(アニメ化もされた)のタイトルです。その中で、攻撃側がわざとアウトになろうとするストーリーがあったので、こういうタイトルにしてみました。



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