サンフレッチェ広島が蔚山現代に勝ち、クラブワールドカップで5位になりました。

ハイライトしか見ていないですが、アジア王者に勝ったのだから上出来です。ピンチの数はアルアハリ戦よりも多かったと思いますが、とった3点はいずれもいいゴールでした(佐藤寿人は2点とったことになってますが、最初の得点に寿人は触ってないように見えるんですがどうでしょうか)。

それにしても、中二日の強行日程が続いていたとはいえ、ミキッチと千葉と森脇をベンチスタートにさせるとは森保監督も思い切った采配をするものですね(森脇は怪我かもしれませんが)。

そして、相当厳しい戦いになると思いますが、来年はACLで優勝してほしい。ACLで優勝して、再びこのクラブワールドカップにサンフレッチェが出場することを夢見ています。
プロ野球の一部の球団はスタジアムに弁当を持ち込み禁止にしています。また、愛知万博が開催されたときも、会場への弁当持込を禁止していました(後に弁当持込OKになりました)。
そこで、スタジアムへの飲食物持ち込みを禁止することで開催する者の利益が増えるのか考えてみたいと思います。

弁当持込を禁止することで直接に利益を得ることができるのは、スタジアム内の飲食店です。価格を高くしても飲食物持ち込み禁止ならバカ売れするでしょう。
また、飲食物持ち込み禁止という条件があるなら、球団はテナント料を高く設定することができるので、球団にも利益がもたらされます。

しかし、弁当持込禁止にはマイナス面もあります。「弁当持込禁止」を理由にスタジアムに来なくなる人が出てくることです。
弁当持込禁止は、スタジアムに来場する人の減少というマイナスよりも、テナント料というプラスが大きくなければ実行することができない措置だといえます。

では、弁当持込禁止によりスタジアムに来なくなる人がどれだけいるのか。実はそんなにいないのではないかと思います。弁当持ち込み禁止になることでスタジアムに来なくなる人は、そのスポーツ自体に魅力を感じていないケースが多く、弁当持込禁止は観客減に直結しないように思います(異論はあると思いますが)。
でも、少なくとも弁当持込禁止を実行している球団は、弁当持込禁止にすることのマイナスはそれほど大きくないと考えているのでしょう。

あと、競技の時間も影響しているでしょうね。野球の場合は1試合4時間程度かかることがザラですから、観客が食べ物や飲み物を欲する確率が高くなる。でもサッカーならハーフタイム入れても2時間以内で試合が終わってしまうので、弁当持込禁止にしたら「2時間くらいなら飲み食いを我慢しよう」という観客が続出してしまうのではないでしょうか。

その意味で、愛知万博で会場内への飲食物持ち込み禁止にしようとしたのは理にかなっているとは思います。万博に来場した人は一日中会場にいるでしょうから、弁当を持ち込めなければ会場のレストランなどはさぞかし繁盛したことでしょう。


個人的には、「会場の安全面から」弁当の持ち込み禁止はアリだと思っていますが、主催者が得る利益という点から弁当の持ち込み禁止について書いてみました。


サンフレッチェ広島はクラブワールドカップの準々決勝でアルアハリに敗れました。

チャンスはあったと思います。後半35分の佐藤寿人のキーパーとの一対一とか。
全体的にも、相当攻め込んでいましたしね。

まあでも、サンフレッチェは日本のチャンピォンですけど、アルアハリはアフリカのチャンピォンですからね。普通に考えたらアルアハリの方が「格上」ですよね。それなのに勝てというのは、贅沢すぎるかもしれません。

それにしても、次にサンフレッチェがクラブワールドカップに出る機会はいつになるのだろうか・・・・と思うと、やっぱり今日の結果は残念ですね。

野球でもサッカーでも、最近はスタジアムに入る際に手荷物検査が行われています。この手荷物検査にどれくらいの意味があるのか書いてみたいと思います。

スタジアムに入る際の手荷物検査、実は結構あっさりしています。たとえば、カバンを持ち込もうとした場合には、外からカバンを二回か三回くらい触って、カバンの中を一瞥して終わりです(少なくとも私が経験した手荷物検査はこの程度でした)。

正直言って、危険物を持ち込もうと思えば持ち込めると思います。危険物でも小さいものであれば、タオルにくるんでしまえば手荷物検査で発見されることはないと思います。また、ポケットの中をチェックされることもなかったので、その点も「ザル」なんじゃないかと思いました。

ただ、人間のやる手荷物検査、しかもその道のプロというわけではない人(少なくともそう見える)が検査をするわけですから、限界はあるでしょう。巧妙にやられたら危険物をスタジアムに持ち込まれる可能性が生じてしまうとしても、やむを得ないという面はあると思います。
もし本気で検査をするなら、すべてのゲートに金属探知機を設けるといったことも必要だと思いますが、さすがに予算的にそこまでやるのは難しいでしょうしね。

心理的には効果があるかもしれません。形だけでも手荷物検査をやっているとアピールできれば、やましいことを考えている人も少なからず危険物の持ち込みをためらうはずです。

ちなみに、飲食物の持ち込みの全面禁止は安全面からすると意味があることだと、個人的にはそう考えています。飲食物の持ち込みを全面禁止にしてファン顰蹙を買った球団がありましたが、弁当の中に危険物を隠される可能性はあるのではないかと思います。弁当ってある程度の容積が確保されていますから、弁当箱の中に危険物を隠そうとする悪人もいるのではないかと。

そして、弁当を検査するとなると、いちいちスタジアムの入場口で弁当箱を開けてもらう必要がありますが・・・・・それはだいぶ面倒くさいですよね。ファンにとっても運営者にとっても。それくらいなら、最初から飲食物持ち込み禁止にしてしまった方が手っ取り早そうです。


何にせよ、安全にスポーツを観戦できれば、それに越したことはありません。

日記の意味

2012年12月7日 日常
日記って、その時点で自分が考えていたことを記録するものですよね。

時間が経ってからみてみると、「あのとき自分はこう考えていた」というのが思い出されます。
短い文章でもいいから悩んでいることを書いておくと、あとから見返したときに客観的にその悩みと向き合えます。

ハリーポッターに「憂いの篩」っている魔法の道具がでてきます。これは記憶を保存するための道具で、あったら便利だなあと思っていたのですが、よく考えたら日記は「憂いの篩」と同じ機能をもっていますね。

「なぜ日記をつけるのか」ということを考えたことがなかったので、ちょっと書いてみました。
サンフレッチェ広島がオークランドシティFCに勝ち、クラブワールドカップの初戦を突破しました。

内容的には完勝だったと思います。広島には得点シーンのほかにもチャンスをたくさん作っていました。サイドチェンジやロングパスがビシバシ決まっていましたし。Jリーグではあれほどすんなりパスが通ることはなかったと思います。

広島の得点シーンは、相手キーパーの小ミスが絡んでいるでしょうか。クロスバーを越えると思って手をひっこめたのにボールがゴールに飛び込んでしまいました。

守備も良かった。危険なシーンは、後半ロスタイムに中央からシュートを打たれた場面くらいだったと思います。

とにかく、世界一への夢がつながって良かった。
明日、サンフレッチェ広島はクラブワールドカップでオークランド・シティFCと対戦します。

オークランドはセミプロのチームらしいですね。しかし、セミプロだからといって油断してはいけません。サンフレッチェは、天皇杯で四国社会人リーグの今治FCに敗れているという「前科」があります。油断せずに戦ってほしいです。

そして、世界一になるチャンスなんてそんなに来るものではありません。このチャンスを逃さずにぜひとも「優勝」してほしいです。

先日も話題にした羽生さん。今回は羽生さんがNHK杯で指した印象に残る手を書いてみたいと思います。

第61回大会決勝、対渡辺明竜王戦、「4八銀」
持ち駒の銀をあんなところに投入するという意表の一手。持ち駒の銀なのだから、普通は攻撃に使おうと考えるはず。しかし、この銀打ちにより、渡辺竜王は敵陣から飛車を引き上げなければならなくなりました。飛車を敵陣に残そうとすると、王手飛車が炸裂してしまうという状況でした。この対局はテレビで見ていたのですが、4八銀が指された瞬間はひっくり返るレベルでした。
ちなみにこの対局では「8四金」も話題になっています。羽生玉が角で王手されて金の合い駒をしなければ詰むという、渡辺竜王が仕掛けたトラップを見破ったというものでした。

第60回大会準々決勝、対佐藤康光九段戦(当時)、「9六金」
佐藤九段の香車での王手に対して、8七の金を9六に上がって玉の脱出路を作ったという手です。歩の合いごまをしてしまうと7九龍と切られて寄せられてしまうところを、玉の脱出路を開けたことで7九龍が利かなくなっているみたいです。ただ、この次の佐藤九段の指した玉を逃げた手が失着で、飛車が走っていればまだ難しかったらしいです。


羽生さんの指した手で印象に残った手はまだあります。というかこれからも生まれると思います。
また別の機会に書いてみたいと思います。

受賞者が決まったみたいですね。

最優秀選手(MVP)は佐藤寿人

ベストイレブンは
・GK:西川周作(広島)
・DF:駒野友一(磐田)、田中マルクス闘莉王(名古屋)、水本裕貴(広島)
・MF:レアンドロ ドミンゲス(柏)、遠藤保仁(G大阪)、青山敏弘(広島)、高萩洋次郎(広島)
・FW:ウイルソン(仙台)、佐藤寿人(広島)、豊田陽平(鳥栖)

となりました。

佐藤寿人のMVPは誰もが予想した通りのことだと思います。

ベストイレブンについて雑感を。

GK。サンフレッチェの西川か、ベガルタの林かの争いだったと思いますが、やはりチーム優勝したことが大きく西川が選ばれましたね。

DF。サンフレッチェから選ばれるとしたら千葉かなーと思っていました。攻撃時にビシッと通す足の長いパスは魅力的でした。水本が選ばれたというのは、駆け引きとか体の強さとかそういうものが優れていたからだと思います。あと、仙台からも一人は選ばれるかと思ってたんですが選ばれませんでしたね。

MF。森崎和幸が選ばれなかったのは意外でした。つか、青山よりは森崎和幸が選ばれる確率が高いだろうと思っていました。佐藤寿人とのホットラインが評価されたのでしょうか。

FW。ここはそんなに驚かなかったですね。佐藤寿人は当然ですし、豊田も得点ランク2位。ウイルソンは2位ベガルタ仙台のエースですからね。



今回サンフレッチェ広島から選ばれたベストイレブンは5人。嬉しいです。
今日、羽生善治NHK杯と山崎隆之七段が3回戦で対戦して、羽生さんが勝利していました。

それにしても羽生さん強いですね。テレビで放映される将棋の対局で、羽生さんが負けるところをみたことがありません。

今日の山崎七段戦の感想戦をみると、山崎七段の趣向に対して的確に対応して勝ちきったという将棋みたいだったですね。

次にNHK杯で羽生さんを破るのは誰になるのでしょうか。2回戦の羽生さん対橋本崇載八段の対局では、中盤まではいい勝負で橋本八段にも勝つチャンスがあったと思うのですが(ちなみに、橋本八段は対局前のインタビューで話題になっている)。

無敵の羽生さんを止めるのは誰になるのか、注目していきたいと思います。
Jリーグは全日程が終了しました。

今年優勝したサンフレッチェ広島の勝ち点は64。J1残留ギリギリとなる15位アルビレックス新潟の勝ち点は40、降格圏となる16位ヴィッセル神戸の勝ち点は39でした。

普通、試合数に2を掛けた数の勝ち点を取れば優勝し、試合数分の勝ち点を取れば残留できるといわれています。この考え方からすれば、今季は34試合あったので、優勝のためには勝ち点68が、残留のためには勝ち点34が必要だったはずです。

しかし、試合数掛ける2よりも少ない勝ち点しか稼いでいないチームが優勝し、試合数よりも多い勝ち点を稼いでいるチームが降格しています。これは、各チームの戦力差がなくなっている証拠でしょうね。
特に、勝ち点39をとっての降格なんて、今まで降格したチームの中ではヴィッセルは最も多くの勝ち点をとっているのではないでしょうか。

どのチームの優勝の可能性があり、どのチームにもJ2降格の可能性があるということなのでしょう。こんな面白いリーグを観れるなんて、すごく幸せだなあと思います。

将棋と囲碁との違いについて書いてみたいと思います。

違いはいろいろあると思います。ただ、ここでは、「マイナスの手が生じるかどうか」という点に絞って注目します。

将棋は、指した手がマイナスになってしまうということがある。「指さない方が良かった手」というのがしばしば出てくる。その手を指すくらいだったらパスをした方がマシだったという手です。もちろん、これは指さなかった方が良かった手なのですから悪手です。

これに対して、囲碁は、基本的には、指した手がマイナスの効果を生むということはほとんどない。もちろん、囲碁にも悪手は存在しますがそれは「他のところに打った方が得だった」という意味での悪手です。
囲碁は「いかに得になる手を積み重ねていくか」というゲームだと思います。つまり、一手一手の得をいかに大きくしていくかというゲームです。そのため、将棋と違って、「その手を打つくらいだったらパスをした方が良かった」というケースはほとんどない(と思います)。

もちろん、将棋も、一手一手の得が大きくなるように指すというのは囲碁と同じです。しかし、囲碁とは異なり、一手指したことでマイナスの効果が生じているということが結構あるのです。

この違いがあることで、囲碁は結構気楽に次の手を打てるけど、将棋は慎重に考えて指さなければならないという気持ちになったりするのですが、こんな風に考えてしまう人は私のほかにはいるのでしょうか。

サンフレッチェ広島が優勝したばかりですが、試合の内容以外で指摘しておきたいことが・・・・・・

スタジアムに空席がありましたよね。アウエーサポーターとの緩衝地帯ではないところに大きな空席が。アウエー側のゴール裏です。当日、スタジアムには虹がかかっていましたが、その虹の下にはっきりと空席があります。

優勝決定試合でも席が埋まらないほどにサッカーの人気がない・・・・・というわけではないと思います。優勝を決めた試合の2週間以上前に、「ビッグアーチのチケット完売」のプレスリリースがでていました。

なぜチケットが完売しているのに空席があるのか。サンフレッチェ側が試合前後の混乱(大渋滞とか公共交通機関の混雑とか)を恐れてチケットの販売を自主的に規制したんだろうなあと思います。

たぶん、チケットを売ることだけ考えれば、もっと売ることができたはず。当日の入場者数は約3万2千人ですが、4万人を超えることはできたはず。
でもそれをしなかったのは、4万人以上スタジアムに来てしまうと、試合以外のところで無用な混乱が起きる可能性があったということなのでしょう。

サンフレッチェの優勝は嬉しかったですが、同時にビッグアーチの問題点が垣間見えて、少し悲しかったです。


追記
スタジアムにぽっかり空席ができていたのでこういうことを書いたのですが、Jリーグで試合を開催する際には3万4千人程度が上限になっているみたいですね。
だから、サンフレッチェ側がチケットの販売を「自主規制」したわけではないみたいです。だから、この記事は間違いということになります。ごめんなさい。
かなり昔に4万人以上観客が入った試合が行われていたことがあるので、それくらいはスタジアムに収容できるはずだと思っていたのですが、ウイキペディアみたら違うことが書いてありました。

一文字違い

2012年11月28日 日常
久々にスポーツ以外のネタを書いてみたいと思います。

一文字違いで意味が全然違ってくる言葉。



一瞬であの人のファンになってしまいました!
一瞬、あの人のファンになってしまいました!




宝くじで、期待通りの金額が当たりました。
宝くじで、期待値通りの金額が当たりました。



小ネタでした。
まだシーズン終わってないですが、今年のJリーグのMVP(最優秀選手)の予想をしてみます。

佐藤寿人ですよね。普通に考えたら。
ちょっとひねって森崎和幸っていう可能性もありますが、佐藤寿人は得点王が確実ですし、全試合キャプテンマークを巻いて出場してサンフレッチェを引っ張っていましたからね。

MVPは通常はリーグ戦で優勝したチームの中から選ばれるのですが、まれに優勝チーム以外から選ばれることもあります。ただ、今年ものすごいインパクトを残した選手はいない(と思います)。

というわけで、優勝チームであるサンフレッチェの象徴的存在である佐藤寿人がMVPで間違いないでしょう。


サンフレッチェ広島の優勝記念に、これまでのサンフレッチェの歩みを最初の降格をした年から書いてみたいと思います。

2003年。2002年の最終戦に札幌に敗れ、サンフレッチェはJ2降格が決定。サンフレッチェは木村監督を更迭、コーチを務めていた小野剛氏を監督に据えて1年でのJ1復帰を目指すことになりました。2002年のシーズンオフには久保竜彦や藤本主税が移籍したものの、多くの主力の引き留めに成功し、リカルドやサンパイオの獲得に成功して2003年のシーズン開幕を迎えました。
当時のJ2は同じ相手と4回戦う、つまり第4クールまでありました。第1クールは10連勝を含む無敗で乗り切り、そのまま突っ走ってJ1復帰を決めてしまうかと思われました。しかし、第2クールになると徐々に勢いが落ち、勝ちきれない試合が増えていきます。そして、第3クールには負けが込み、昇格圏外の3位に転落したこともありました(当時のJ2は上位2チームが昇格)。しかし、第4クールには4バックから3バックにするといったシステム変更などにより立て直しに成功し、最終節のひとつ前の鳥栖戦でJ1昇格を決めました。
このとき昇格を争っていたのは、サンフレッチェ広島、アルビレックス新潟、川崎フロンターレの3チームで、広島と新潟が辛くも川崎を振り切ってJ1昇格を遂げたというシーズンでした。
ちなみに、高萩洋次郎がJ2でプロデビューしています。このとき高萩は高校2年生でした。

2004年。2003年シーズンオフに、長年センターバックとしてサンフレッチェに貢献してきた上村健一を放出。代わりに小村徳男・吉田恵を獲得するなど比較的地味な補強をして2004シーズン開幕を迎えることになりました。
この年はとにかく引き分けが多く、内容が良くても勝ちきれない試合ばかりでした。1シーズン通して勝ち星は6つだけ。この年は最下位のチームだけが入れ替え戦に回るというレギュレーションでしたので、降格の心配をすることはほとんどありませんでしたが、勝ちきれない試合が多かったことはサポーターのフラストレーションを溜めたと思います。また、吉弘充志・田村祐樹の台頭があったものの、全体的に若手が育たない年になってしまいました。
この年はユースが強く、2004年シーズン終了後に、佐藤昭大、森脇良太、高柳一誠、桒田慎一郎、前田俊介がトップチームに昇格、藤井大輔がアルビレックス新潟に加入しています(高萩洋次郎も彼らと同じ世代です)。

2005年。2004年のシーズンオフに「優勝を目指す」ためにサンフレッチェフロントは大型補強を敢行します。外国人はジニーニョ、ガウボンを獲得(外国人は2004年シーズン途中に加入したベットと合わせてブラジル人3人になった)。
そして、今やサンフレッチェの象徴となった佐藤寿人をベガルタ仙台から獲得しました。サンフレッチェが他チームのエース級を引き抜くというのはこれが初めてのケースでした。森崎和幸、森崎浩司といったパサーがいて、服部公太や駒野友一といった良いクロスを供給できるサイドもいたので、それをゴールにねじ込むのに最適なFWが佐藤寿人であるという判断だったのだと思います。
そして、2005年シーズンは秋ごろまでは優勝戦線に絡むことができました。特に、夏場の鹿島アントラーズ戦、大宮アルディージャ戦で連続で後半ロスタイムで点を挙げて勝ちをもぎ取ったあたりでは夢が膨らんだものでした。ただ、その後の大事な試合を落とすことが続き、徐々に順位が後退。最終的には賞金圏内ギリギリの7位でフィニッシュします。
佐藤寿人はシーズン序盤は得点をとることができませんでしたが、雨中の新潟戦で2点を挙げるとその後はゴールを量産、最終的に18得点を挙げ日本人得点王になります。また、前田俊介が5ゴールを挙げ、来季への飛躍を予感させてくれました。

2006年。2005年のシーズンオフに元名古屋のウェズレイを、元東京ヴェルディの戸田和幸を補強。前年度に優勝争いをしたことからさらないる大型補強を行い、本気で優勝を目指してシーズンをスタートします。
しかし、サンフレッチェはシーズン当初は大きく低迷してしまいます。小野監督が新しく採用した戦術がなじまず、チームは一気に崩壊してしまいます。2006年シーズンは1勝もすることができずに、第8節の磐田戦に0-3で敗れた後に小野監督は責任をとって辞任します(この磐田戦は、開始0分に鈴木秀人のクロスがそのままゴールに吸い込まれるなど運にも見放されていました)。
小野監督に代わってチームを託されたのは望月一頼監督。望月監督はリーグ戦は4試合だけ指揮をとる「暫定政権」であることが内外に明示されていました。その望月監督がとった戦術は、完全に引いて守って攻撃はウェズレイと佐藤寿人に任せるというものでした。選手はこのような戦術に抵抗があったかもしれませんが、結果的には4試合で2勝1分1敗。15位に浮上し降格圏を脱出してからワールドカップ中断期間を迎えることになりました。
ワールドカップ中断後に新たな監督となったのがペドロヴィッチ監督。ペドロヴィッチ監督は攻撃サッカーを掲げ、戸田和幸をリベロ、森崎和幸をストッパーにするという布陣を採用します。また、ペドロヴィッチ監督は就任直後から青山敏弘をボランチに抜擢。青山は豊富な運動量でチームに貢献します。さらに、シーズン後半には柏木陽介をトップ下で起用し続けます。
ペドロヴィッチ監督の戦術が浸透したこともあり、チームはJ1残留に成功。最終的には10位でシーズンを終了し、降格危機・監督交代といった試練を乗り越えることに成功しました。

2007年。2006年オフには大きな補強はありませんでした。ペドロヴィッチ監督のもとで継続してチームを成長させ、飛躍を遂げる年にするというのが2007年当初の目標でした。
シーズン当初は勝ったり負けたりしていたもののそれなりに勝ち点を伸ばせていました。また、ウェズレイと佐藤寿人の2トップはJ最強2トップとして他チームに恐れられていました。
しかし、夏場になると連敗が続きます。失点が止まらなかったので、8月にストヤノフを補強したものの効果が出ず、秋にヴァンフォーレ甲府、大宮アルディージャに敗れたあたりで尻に火が付きました。結局、リーグ戦最後の10試合は0勝3分7敗という惨憺たる成績で、J2で三位となった京都サンガとの入れ替え戦に回ることになりました。
入れ替え戦は第一戦に2-1で敗れ、第二戦は0-0。180分トータルのスコアで敗れ、J2に降格することになってしましました。シーズン当初には全く予想できなかった、まさかの降格でした。
しかし、直後の天皇杯では決勝に進出。決勝では0-2で鹿島アントラーズに敗れたものの、来季のJ1昇格にはずみをつけることができました。
ちなみに、下田崇の公式戦最後の試合がこの天皇杯決勝です。このときは、下田がこの後公式戦に出ることなく引退するとは夢にも思っていませんでした。また、このシーズンの途中で槙野がレギュラーに定着しました。

2008年。ゼロックススーパーカップで鹿島を破って優勝。勢いをつけてシーズンをスタートすることができました。
この年は2003年と異なり最後までぶっちぎりでJ2を制することになります。首位を譲ったことが一度もなく、連敗なし、3試合連続で勝てなかったことも一度もありませんでした。また、このシーズンの中で、今のサンフレッチェの原型となる3-6-1のシステムが確立しました。
結局、9月の愛媛戦でJ1昇格を決め、同じく9月のセレッソ大阪戦でJ2優勝を決めるという、圧倒的な強さを示したシーズンでした。ただし、なぜかベガルタ仙台には一度も勝てませんでした。
天皇杯では、東京ヴェルディ、川崎フロンターレといったJ1勢を破ってベスト8に進出。2008年全体をみれば、J2だったけれども成績を残すことができた、J1での弾みになる、と考えられるシーズンでした。

2009年。2008年シーズンオフにミキッチと中島浩司を補強します。
J1に昇格したばかりということで、まずは残留が第一目標でしたが、結局シーズンの最後まで降格の心配をすることはありませんでした。J2で培ったパスサッカーがJ1でも通用して、得点を量産することができていました。
鹿島が、リーグ戦17戦負けなしという記録を作っていたのですが、夏場にその記録を途絶えさせたのはサンフレッチェでした。この鹿島戦の前後からチームの状態が上向き、9月の段階では首位と勝ち点7差の3位にまで浮上します。
しかし、その後は失速。優勝戦線から脱落してしまいます。それでも最終盤は踏ん張りを見せ、最終順位は4位。天皇杯優勝チームがリーグ戦で3位以内に入ったガンバ大阪だったために、サンフレッチェが2010年のACL出場権を獲得します。

2010年。2009年シーズンオフに大分から西川周作を、川崎から山岸智を獲得します。ただし、柏木陽介が浦和レッズに移籍してしまいます。
2010年は日程的に試練のシーズンになります。リーグ戦とACLの同時並行は、やはりチームの負担になりました。それでも、ACLはグループリーグ突破はならなかったものの3勝3敗という成績を残すことができました。
また、2010年はナビスコカップも頑張りました。クラブ史上初のナビスコカップ決勝進出。決勝でジュビロ磐田に延長戦で3-5で敗れたものの、後半44分までリードするという粘りをみせました。
そして、リーグ戦は最終的に7位。どの大会も「すごく満足できる成績」を残せたわけではないですが、とにかく厳しい日程の中で何とかできる限りの結果を残したという印象のシーズンでした(ACLは出場するだけで厳しい日程になりましたし、ナビスコカップも敗退したチームはもっと余裕のある日程を組んでいるわけですしね)。
また、この年は9月ごろから李忠成が目覚ましい活躍をします。佐藤寿人の怪我で巡ってきたチャンスを見事に生かし、1試合に1ゴールという驚異的なペースでゴールを量産していきました。

2011年。2010年シーズンオフに槙野がケルンに移籍。京都から水本裕貴を獲得して2011シーズンをスタートします。
ACLがなく国内リーグに集中できる状況で、シーズン序盤は優勝争いを狙える位置にいました。しかし、夏場に失速。セレッソに3-0から逆転負けを食らうなど、ちょっと信じられない負け方をしたこともありました。結局、リーグ戦は最終的に7位で終了しました。この年は、「もう少しやれたんじゃないかな」という思いが残り、若干不満の残るシーズンとなってしまいました。
この年限りでペドロヴィッチ監督が退任。また、李忠成もサウサンプトンに移籍することになりました。

2012年。森保一新監督就任、新潟から千葉和彦を獲得。
シーズン当初は、監督が1年目・新人であること、李忠成が抜けた穴が大きいとみられ、下馬評は高くありませんでした。
しかし、森保監督の元で守備が安定し、調子が悪くとも悪いなり結果が残すことができていました。
最後にはベガルタ仙台との一騎打ちとなり、そして昨日・・・・・・・・・・。


2012年、あとはクラブワールドカップで優勝してほしいです。


今日はこれだけです。

めっちゃ嬉しい。

おめでとうおめでとうおめでとう。
将棋の倉敷藤花戦三番勝負は、里見香奈倉敷藤花が2連勝で矢内理絵子女流四段を退けて五連覇を達成、クィーン倉敷藤花の称号を獲得しました。

それにしても里見さんは強い。完全に女流棋士の第一人者としての地位を確立しています。
また、負けないだけではなく、将棋の内容も相手を圧倒しているみたいです。私の棋力では、プロ棋士の解説を聞いたり読んだりすることで将棋の形勢判断をするしかないのですが、最近は解説の棋士の方が「明確に里見さんが不利」と判断する場面が非常に少ないように思います。

特に、序盤・中盤が強くなっているような印象を受けます。以前は、序盤・中盤は相手に局面を支配されることが多く、得意の終盤で逆転するというパターンが多かったように思いますが(特に、清水市代女流六段戦)、最近は序盤からしっかりと将棋を組み立てて勝ちきれるようになっているようにみえます。

しかも、(多くの棋士の方が指摘していることだとは思いますが)里見さんの作戦の幅が広がっています。以前は、里見さんは振り飛車党だったはずですが、最近は居飛車も指すようになっています。

今後、里見さんがどこまで実績を伸ばせるか注目です。


サンフレッチェ広島のホームスタジアムはビッグアーチです。しかし、サンフレッチェは新しいサッカースタジアムの建設を推進しています。そこで、ビッグアーチにどのような問題点があるのか、他のサッカースタジアム(主に新潟ビッグスワン、私が良く知っているので)と比較して書いてみたいと思います。

ビッグアーチの問題点として主に挙げられているのは以下の三つです。
①アクセスが悪い。
②屋根がないので雨が降ると濡れる。
③陸上トラックがあるので観客席からピッチまでの距離が遠い。


まず、①アクセスの悪さ。確かに、駐車場の数が少なくて車では行くと大渋滞に巻き込まれるようですし、アストラムライン(広島市内を走るモノレールのようなものです)を使っても時間がかかります。そこで、「アクセスのことを考えて広島の市街地に新スタジアムを」という声が挙がっているようです。
しかし、新潟ビッグスワンも、めちゃくちゃアクセスがいい!という場所にあるわけではありません。新潟ビッグスワンは市街地にあるわけではないですし、新潟駅から歩いて1時間弱かかります(歩いて新潟ビッグスワンに行く人も結構います)。また、車で新潟ビッグスワンに行けば、少なくとも帰りは渋滞に巻き込まれます。ただし、駐車場の数はたっぷりあるので、車を駐車できないということはあり得ないですし、晴れてれば自転車で行くこともできます。

②屋根がない。ビッグアーチにはほとんど屋根がないので、確かに雨が降ったら濡れます。私もビッグアーチにサンフレッチェの試合を見に行ったとき小雨に降られた気がします。
ただし、屋根のないスタジアムはほかにもたくさんあります。たとえば、埼玉スタジアムのゴール裏には屋根がないですし、NACK5スタジアムにも屋根はありません。ちなみに、新潟ビッグスワンは全席屋根に覆われています。

③ピッチまでの距離がある。観客席から見ていて選手が遠く感じるのは確かです。
しかし、新潟ビッグスワンにも陸上トラックはあります。それでも、距離が遠くて臨場感がないという話は聞いたことがありません。このあたりは、座席の角度とかも関係しているのかもしれません。


このように、ビッグアーチが抱えている問題点は、一つ一つ取り出せば他のスタジアムも大なり小なり抱えている問題点なんだと思います。

決定的なのは、スタジアムを評価するポイントのすべてでマイナスの評価が下るということなのだと思います。たとえば、ここで挙げた問題点の二つが解決するのならば、もう一つ問題点が残ったとしても新しいスタジアムを作るという話までには至らないのではないでしょうか。

サンフレッチェ優勝しそうですし、いいスタジアムができてほしいですね。



映画の話です。

多少ネタバレを含みます。といっても本編には全然関係しませんが。





名探偵コナン11人目のストライカーで、サッカーの東京スピリッツというチームとガンバ大阪というチームが対戦しています。そのメンバーに小ネタが仕込まれています。

ガンバ大阪のメンバーは、実際にガンバ大阪に所属していた選手で構成されていて、東京スピリッツのメンバーはかつての日本代表選手の名前を一部変えたものになっています。

映画の中の東京スピリッツのメンバーはこちら。

GK 増永成立(松永成立)
DF 木原正巳(井原正巳)
DF 頭谷哲二(柱谷哲二)
DF 当馬直樹(相馬直樹)
DF 須波敏史(都波敏史)
MF 前殿真聖(前園真聖)
MF 板澤豪 (北澤豪)
MF 永田英寿(中田英寿)
MF 志村和司(木村和司)
FW 上村直樹
FW 赤木英雄

括弧内は、元となっていると思われる現実の日本代表の選手です。上村直樹と赤木英雄は、名探偵コナンの原作の中で出てきて実際に事件に巻き込まれたことがある選手です。

ちなみに、ガンバのメンバーも、藤ヶ谷、中澤、山口、藤春、加地、遠藤、二川、明神、武井、ラフィーニャ、平井となっているので、現実にガンバはこのメンバーで試合に臨んだことがあるのでしょう。

試合のメンバーが表示される場面は数秒しかないのですが、こういう小ネタは好きです。


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