この前のJリーグの浦和レッズ対鹿島アントラーズで、浦和FWの興梠選手のオフサイドが見逃されて浦和が得点するというシーンがありました。

この場面、審判は「興梠選手はボールに触っていないからオフサイドではない」と主張していましたが、映像を見る限り興梠選手がボールに触っていることは明らかでした。

ただ、この記事でも言及されていますが、審判の主張したように興梠選手がボールに触れていなかったとしてもオフサイドにはなるはずなんですよね。興梠選手がボールに触れようと試みている時点で、興梠選手はプレーに関与しようとしている選手になりオフサイドのルールが適用されるはず。

つまり、審判が誤って認識した通りのプレーがあったとしても、興梠選手に対してはオフサイドの判定を下す必要があった。今回の誤審が起こった原因には、審判がルールを誤解していたという点もあるのです。

ちなみに、今回の誤審はビデオ判定を導入すれば問題が解決するというものではありません。ビデオ判定は審判の「見間違い」を防ぐものですが、今回の誤審は「審判のルールに対する誤解」も原因になっています。

今回問題となったプレーに対してビデオ判定が行われたら、この試合の審判は「興梠選手がボールに触れているからオフサイド」と判断するでしょうが、そうではないですからね。「興梠選手が触れていようがいまいがオフサイド」と判断しなければいけません。
仮にビデオ判定で興梠選手がボールに触れていないことがわかったとしても、審判はオフサイドの判定を下さないといけない。

誤審の多くは審判の「見間違い」や「見落とし」が原因となって起こりますが、審判がルールを誤解しているようなケースは珍しいので紹介しました。

将棋のNHK杯、中川大輔八段対松尾歩七段の対局をテレビ観戦しました。

中川八段の陣形が見たことのない形になって面白かったです。対して松尾七段は矢倉から穴熊に組み替える。
序盤は同じような手が繰り返されて「千日手か?」とも思ったのですが、松尾七段に不用意な手があって中川八段が端攻めを敢行。

一見すると中川八段の端攻めが決まったかのように見えましたが、松尾七段も飛車を奪って反撃。
お互いに決め手を与えないままに将棋が進み、解説の豊川孝弘七段の形勢判断も揺れ動いていました。

両者が同時に飛車と角を持ち駒にしていた場面がありましたからね。隙をみせれば簡単に大技がかかるという局面が続いていました。

最後は松尾七段が中川玉を即詰みに打ち取りました。ただ、中川八段が優勢だった局面もあったのだと思います。解説の豊川七段は、中川八段が詰めろ逃れの詰めろで打った角を敗着として挙げていました。

最後まで勝敗がわからず、ハラハラして楽しめる一局でした。
サッカーの大宮アルディージャがベガルタ仙台に敗れ、大宮の連続無敗記録が「21」で止まりました。

大宮の不敗記録は仙台に負けた次の試合から始まっているんですね。つまり、最後に負けた相手に再び敗れてしまったことになります。

ちなみに、過去の連続無敗記録は鹿島アントラーズの「17」です。このとき鹿島の不敗記録を止めたのはサンフレッチェ広島でした。
そして、鹿島の17試合の不敗記録の最初の相手は広島だった。だから、広島の選手には「鹿島の不敗記録は自分たちから始まってしまった」という思いがあったのでしょう。その悔しさがモチベーションになり鹿島の不敗記録ストップにつながったのだと思います。

今回の大宮の記録は、最後に敗れた仙台に止められました。前回の鹿島の記録は、記録がスタートした広島に止められました。

大記録には、何かこう因縁めいたものが絡んでくるものなのでしょうか。
サッカーのJ2でV・ファーレン長崎がJ1自動昇格圏内の2位につけています。

長崎は今年JFLからJ2に上がったばかりのチームです。このチームがJ2の22チーム中2位につけているのは快挙という他はないでしょう。

私はまだ長崎の試合を観たことはありません(生でも映像でも)。だから、今年中に一度は長崎の試合が観たいなあと思っています。

個人的に期待する選手はDFの藤井大輔選手です(そもそも、長崎の選手をほとんど知らないのですが・・・。藤井選手は数少ない私が知っている長崎の選手です)。1対1がとても強かった印象があります。藤井選手は結構試合に出ているようなので嬉しいですね。

あ、もちろん監督の高木琢也さんは知っています。かつて下馬評の低かった横浜FCをJ1に昇格させた手腕の持ち主ですからね。その手腕が発揮されれば長崎のJ1昇格がみえてくる・・・・・かもです。

これからは相手チームも長崎を警戒するようになり厳しい試合が多くなると思いますが、是非とも快進撃を続けてほしいです。

昨日の試合の話です。
実際に試合を見ていたわけではないですが、カープの広瀬選手がノーアウト1・2塁の場面でバントを失敗してしまったらしいです。

広瀬選手は4番に入っており、「4番なんだから打たせろよ!」という意見もあるかもしれませんが、1点差の8回だったのでバントもありな気がします。

でも、1塁2塁の状況でバントを成功させるのって難しいですよね。基本的にバントは成功して当たり前だと思われていますが、1塁2塁から2塁3塁を目指すバントってなかなか成功していない気がします。

個人的にカープでバントが上手い選手だと思ったのは、かつて在籍していたエディ・ディアス選手です。

ディアス選手はいつもは大振りなんですが、バントのサインが出たらきっちりと決めていた印象です。バントに安定感があった。
もちろん、1塁2塁の場面でも難なくバントを決めていました。1塁2塁の場面では3塁手にボールを取らせるようバントするのがセオリーなんですが、ディアス選手はいつも3塁前にボールを転がしていたと思います。

外国人選手がバント上手いというのは意外だと思われるかもしれませんが、「ディアスはバントが上手かった」という意見に同意してくれるカープファンは結構いるのではないかと思っています。

何はともあれほっとしました。

しかし、本格的に復帰するにはもう少し時間がかかるのでしょう。

それにしても、サンフレッチェ広島のゴールキーパー陣は正GKの西川が負傷して西川の代役で出場した増田も試合で負傷するという・・・・。

その他にキーパーは原裕太郎しかいません。

さすがにキーパーの人数が少なくなりすぎているので、もしかしたら補強があるかもしれません。
サッカーの大宮アルディージャ対サンフレッチェ広島の試合をテレビ観戦しました。

大宮は二日前に大分で試合をしています。対して広島はACLがあったものの主力を休ませているので、広島の主力は休養十分でこの試合に臨むことができました。なので、コンディションはアウエーとはいえ広島に分があると思われていました。

しかし、大宮はここ20試合負けがなく好調を維持しています。大宮のディフェンスは激しいがクリーンで、競り合いがとても強かった。広島はなかなかチャンスを作れません。ただし、広島の守備も良く大宮も広島守備陣を攻めあぐねている感じでした。
前半はこう着状態のままスコアレスで折り返します。両チームの守備に見応えがある展開でした。

後半、先制したのは大宮でした。広島は左サイドを破られて深い位置からクロスを上げられ、ノヴァコビッチに決められてしまいます。この場面、後半から広島の左サイドに入っていたパクヒョンジン選手が完全に大宮の選手に振り切られていました。

しかし、広島も同点に追いつきます。広島の右サイド井波選手が深い位置からグラウンダーのクロスを送り、最後は佐藤寿人選手がゴールに押し込みました。井波選手は少し前の場面で、フリーでボールを持ったのにクロスをあさっての方向に蹴っていたので大丈夫かなーと思ってみていたのですが、得点シーンでは見事なクロスを上げてくれました。


で、大宮の2点目の場面です。広島のゴールキーパー増田卓也選手と大宮の富山選手が負傷した場面。


水本選手がヘディングでクリア(?)バックパス(?)をしようとしますが、中途半端になります。これを大宮の富山選手が追いかける。増田選手はキャッチを試みる。しかし、富山選手が増田選手より一瞬早くボールに触ってヘディング。ボールは広島ゴールに吸い込まれる。勢い余って富山選手と増田選手の頭部が激突。両者立ち上がれなくなる。
という出来事がありました。

その後、富山選手は担架で運ばれそのまま交代しました。
しかし、増田選手は担架で運ばれる気配もない。どうも、担架で運ぶことすらできないくらい危険な状態だったみたいです。結局、ピッチの中に救急車が入ってきて、増田選手はピッチの上から直接救急車に乗せられていました。こんな場面は初めてみました。

あと、増田選手が治療を受けている間、大宮サポーターが増田コールをしていました。ありがたいですね。試合後には、お礼の意味を込めてか、広島の選手が大宮サポーターのところに挨拶に行っていました(大宮の選手も広島サポーターのところに挨拶に行っていました。広島のサポーターも富山コールをしていたのかも)。


その後、長い中断を経て試合は再開、15時キックオフだったのに試合終了は17時20分ごろになっていました。試合終了間際には雷が鳴り出し、雷のせいでまた中断するんじゃないかとも思いましたが、それはなかったのでほっとしました。



増田選手の負傷という衝撃的な出来事があり、勝負の余韻が吹っ飛んでしまった感がありますが、試合としては面白かったです。両チームとも球際の激しさがあり、局面局面でとても見応えがあった。

ちょっと気になったのが水本選手。増田選手と富山選手が負傷したのは水本選手とは関係がないですが、大宮の2点目は水本選手のミスから生まれています。自陣のゴール前であんなプレーをすれば失点する確率は相当高くなってしまいます。是非とも次の試合以降は修正してほしいと思います。

あとは、今日出番のあったファンソッコ選手、パクヒョンジン選手、井波靖奈選手。レギュラー陣の壁はまだまだ厚いと思いますが、良いプレーも随所にあったので次以降また頑張ってほしいです。

ちなみに今日の試合、チケット完売だそうです。私もチケット買おうと思ったのですが、その時点ではすでに売り切れていて手遅れだったのでテレビ観戦にした次第です。
また今度観に行きたいと思います。

マラソンの川内さんと芸人の2ショットが記事になっています。

川内さんとしては、こういうことをされると迷惑なのかもしれません。しかし、そのスポーツ界の第一人者には、スポーツのプレー以外の部分の負担が大きくなってしまうこともやむを得ないのかなあという気もします。

野球でもサッカーでも、第一線で活躍している選手には、スポーツ以外の部分で負担がかかっていると思います。私生活を追い掛け回されたり、トークショーなどのイベントへの参加を依頼されたりするのはその典型でしょう。

こういうことをされるのは、そのスポーツとその選手が世の中に広く認知されている証拠でもあります。一種の有名税ですね(プロの選手に対してもスポーツ以外の部分で負担をかけるべきではないという議論はあると思いますが、今回は触れないで置きます)。

もちろん、プロのスポーツ選手と川内さんを単純に比較することはできません。川内さんは埼玉県庁で働いている「一般人」です。スポーツで生計を立てているプロスポーツ選手とは違うのだから、マラソンとは関係のないイベントに参加を求めるのはおかしいという意見もあるでしょう。

しかし、プロ選手だろうがなんだろうが、そのスポーツ界の第一人者にはそのスポーツのプレゼンスを上げる「義務」があるんじゃないかなあと思います。川内さんは、今やマラソン界を代表する「顔」なのだから、マラソンのプレゼンスを上げるために行動しないといけない。

比較したいのが、卓球の福原愛さんです。福原さんは小学生のころから「天才卓球少女」として有名でしたが、福原さんには卓球界を代表する者として、卓球界のプレゼンスをあげるための行動が求められていたのではないかと思います。「他の一般の人と違うのだから、福原愛ちゃんは卓球盛り上げるための行動をとる必要がある」という意見を述べたとして、この意見に反対する人はあまりいないのではないかと思います。

小学生の頃の福原さんですら卓球界を盛り上げることが求められていたのだから、川内さんにもマラソン界を盛り上げる義務があるんじゃないかなあと思います。

まとめると、そのスポーツ界の第一人者にはそのスポーツを盛り上げるために行動する義務があるから大変ですねって話でした。
川内さんには様々な負担がかかると思いますが、今後も良い記録を残し続けてほしいなあと思います。
将棋の里見香奈さんが女王のタイトルを獲得して五冠王になりました。

それまでの記録は清水市代さんの四冠王でした。
ただし、存在するタイトルの数が違うので単純な比較はできません。清水さんの場合、四つしかタイトル戦がない時代に四冠王になっていたので、「女流タイトルの全冠制覇」を達成したことになります。

現在は、里見さんがもっている女王・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花のほかに、加藤桃子さんがもっている女流王座というタイトルがあります。つまり、里見さんは清水さんが達成した「女流タイトルの全冠制覇」を達成したわけではないのです。

もちろん、里見さんの記録がすごいことに異論はありません。未だにタイトル獲得に失敗したことがないですからね。タイトル戦に出れば必ずそのタイトルを獲得しているというのは恐ろしすぎます。

それにしても、女流の将棋はすっかり里見さんの時代になりましたね。しばらくは里見さんの時代が続くのでしょうか。


少し前の話題ですが、囲碁の井山裕太十段が十段のタイトルを防衛できませんでした。

ニュースの見出しが、「井山が五冠に後退」となってます。五冠に「後退」という表現が使われることからも、井山さんの実績がいかにすごいかがわかりますね。

多くの人が井山さんの七冠制覇が実現するかどうかに注目していると思いますが、最短での七冠実現は来年の十段戦ということになりました。

将棋界では羽生善治さんが達成してる七冠王、是非とも井山さんにも達成してほしいですね。
広島カープの広瀬選手が連続出塁の日本記録を樹立しました。
カープファンとしてはとてもうれしいです。

しかし、打率に比べて出塁率って評価されていないですよね。
チームに貢献してるかどうかという観点からすれば、出塁率も非常に重要だと思います。

たとえば、

打率2割5分、出塁率4割のA選手と、
打率3割、出塁率3割5分のB選手だったら、

A選手の方がチームへの貢献度は大きいと考える人もいると思うのですが。


こういったことを踏まえると、ここ数試合の広瀬選手の活躍は素晴らしいと言えるでしょう。





以前、高校野球の日程問題について書いたことがありますが、この問題の解決に若干の進展がありました。

夏の甲子園では、準々決勝のあとに休養日が設定されるようです。
つまりおおざっぱにいうと、

三回戦第一日→三回戦第二日→準々決勝→休養日→準決勝→決勝

という日程になります。



これまでの日程では、準々決勝が二日に分かれていました。

三回戦第一日→三回戦第二日→準々決勝第一日→準々決勝第二日→準決勝→決勝

という日程になっていました。


この日程のもとで、準々決勝第一日を戦ったチームと準々決勝第二日を戦ったチームが決勝に進出すると、二連戦のチームと三連戦のチームが決勝を戦うことになり不公平になるというのが日程改善の理由の一つだそうです。

しかし、まだ日程改善の余地はあるのではないかと思います。公平性の観点からしても、準々決勝で中一日の休養を得たチームと連戦になるチームとが対戦する可能性があります(まあこれは三回戦を同日に戦ったチーム同士を準々決勝の対戦カードにすれば解決しますが)。

体力面からしても、同じチームが連戦になることは避けた方がいい。今回改善された日程でも、三回戦第二日を戦ったチームは準々決勝と合わせて連戦になってしまいます。

というわけで、個人的には三回戦第二日と準々決勝の間にも休養日を設けるべきではないかと考えています。こうすれば、連戦になるのは準決勝と決勝の二試合だけになります。

今年の日程はこれで決まりだと思いますが、来年以降はもっと休養日を増やしてほしいなあと思います。
開催されるかどうかも決まっていないみたいですが、次回の電王戦について書いてみたいと思います。

次回の電王戦、開催されるならば持ち時間をもっと多くしてほしいと思っています。可能ならば、二日制にしても良いと思います。

今回の電王戦では、「人間側にあと少し時間があればどうだったか」という場面がありました。勝つチャンスがありながら指し手を間違えてコンピュータに勝ちを持って行かれたという印象がある。

一般的に、持ち時間が長い方が人間側に有利になるといわれています。持ち時間が長い方が人間側がミスをする確率が低くなるからです。

そして、コンピュータ将棋の進化という点でも、持ち時間を長くして人間側に正確に指してもらった方が良いと思います。人間側が時間に追われて間違えたことでコンピュータが勝ったとしても、コンピュータ将棋の製作者としてはあまりうれしくないでしょう。

個人的には、二日制の電王戦をみてみたいです。
サンフレッチェ広島のACLですが、ウズベキスタンで行われているプニョドコル戦はやはりメンバーを落としていますね。

出場しているのでレギュラーは、西川、塩谷、水本くらい。直近5試合のリーグ戦でスタメン出場したことがあるのは、この3人に加えて岡本だけです。
もしACLにベストメンバー規定が適用されると、間違いなく規定違反になります。

ただ、森保監督の方針は正しいといえるのではないでしょうか。グループリーグ突破が望めなくなった以上、控え選手に経験を積ませて後のリーグ戦に備えるべきですしね。

レギュラーの選手には休養を十分にとって次のリーグ戦を戦ってほしいと思います。佐藤寿人選手やミキッチ選手などは、そもそもウズベキスタン遠征に帯同していないようですしね。

次の名古屋戦での活躍を期待したいと思います。
サンフレッチェ広島は今週火曜日にウズベキスタンでACLを戦います。

しかし、森保監督は主力選手を温存するんじゃないかと思います。というか、温存してほしい。ACLは既に敗退が決まっているわけですし。

主力選手はそもそもウズベキスタンに連れて行かない。ウズベキスタンには控え選手だけで行く。そういうことにしてもいいんじゃないかと思います。

でも、あからさまに選手の温存をすると問題になったりするのかなあ。


電王戦で三浦弘行八段がコンピュータ(GPS将棋)に敗れましたね。
これで電王戦はコンピュータからみて3勝1敗1分けで終了しました。

今日は、コンピュータ将棋が目指すところについて書いてみます。

コンピュータ将棋はもっと強くなるでしょう。そして、将棋のトッププロがコンピュータ将棋に勝てなくなる日も遠くはないかもしれません。実際、トッププロの一角である三浦八段が敗れたわけですしね。

ただ、コンピュータ将棋は「将棋のプロを超える」ことだけを目指せば良いかというと、少し疑問があります。
たとえば、コンピュータ将棋と将棋のトッププロが10戦して、コンピュータ将棋が7勝3敗の成績を収めれば、コンピュータ将棋が将棋のトッププロより「強い」ことになると思います。

しかし、そもそもコンピュータを用いる利点というのは、「すべての情報を網羅してあらゆる事態に対応できる」という点にあるのではないでしょうか。将棋でコンピュータを使うからには、ほぼ100%の確率で勝つことを求められるのではないかと思います。

コンピュータが将棋のトッププロに10戦して7勝すれば、それは素晴らしい業績だと思いますが、裏を返せば3割の確率では負けていることを意味します。つまり、そのコンピュータは3割の確率で「エラー」が出てしまっていると評価される可能性があるのです。


今回の電王戦でも、第一局はコンピュータ側がいいところなく敗退していますし、第二局から第五局の間でも、人間側がはっきり優勢になったという局面がありました。その後に人間側にミスが出てコンピュータが勝ったわけですが、コンピュータ将棋が目指すところが「結果も内容も完全」という点にあるなら、まだまだコンピュータ将棋には改善の余地があるのでしょう。

ほぼ100%の確率で勝てるようになる。この状態を達成した時が、本当の意味でのコンピュータ将棋の「勝利」なのだと思います。


銀の匙第7巻を読みました。

個人的ハイライトは、95ページです。第58話・秋の巻27のワンシーン。

常盤君が女子生徒たちにボコボコにされる場面です。

こういうノリの漫画をみると、作者は男ではないかと勘違いしてしまいそうです。

それとも、こういうノリの漫画って普通にあるんですかね。

まあとにかく、銀の匙はノリが面白い漫画だと思います(もちろん、ノリ以外にも面白い点はたくさんありますが)。
「アベノミクス」が話題になっています。

大胆な金融緩和、機動的な財政出動、成長戦略。この三つがアベノミクスの「三本の矢」として注目されています。

しかし、「三本の矢」といえばサンフレッチェ広島ですよ。
サン=日本語で三、フレッチェ=イタリア語で矢、合わせてサンフレッチェですからね。
言うまでもなく、毛利元就の「一本の矢は簡単に折れるが、三本まとまれば簡単に折れることはない」という言葉が元になっています。

ニュースで「アベノミクスの三本の矢」という話題が出るたびに「サンフレッチェか!?」と色めき立つ人が、全国に14730人くらいはいるのではないかと予想しています。

スポーツに限ったことではないですが、「歴史にIFはない」と言われることがあります。

この言葉は、「実際に起こらなければわからない。人間が全てを予測することは不可能である」という意味を持っているのだと思います。つまり、「あの時ああしておけば絶対に上手くいったのに」という主張をすることへの戒めですね。

ただし、歴史を検証する際に「歴史にIFはない」という言葉を強調し過ぎるのも良くないと思います。歴史を学ぶことで人は成長するはずです。
「あの時ああやって失敗したのだから、今度は別の手段を模索しよう」と考えることで人は進歩します。ここでは、「IF」を考えていますよね。物事を仮定することでより良い方法が何なのかを追求している。

「歴史にIFはない」というのは一般的に言われる言葉ですが、当然スポーツにも当てはまるので書いてみました。
面白い動画があったので紹介します。

この動画は、中日ドラゴンズのミスで広島カープのランナーをアウトにできなかった、という内容のものです。

少し状況は違いますが、カープがやったのと同じことを、侍ジャパンもプエルトリコ戦の8回表にやるべきだったのではないかと思います。
つまり、内川が挟まれた時点で、内川と井端の両方を含めた狭殺プレーに持ち込み、プエルトリコ側のミスを誘うべきではなかったかと。

ランナーが二人いるときに一方のランナーが挟まれてしまった場合には、動画のカープのようにプレーすることも、一つのセオリーなのではないかと思いました。

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